日本語クイズ2

普段何気なく使っている日本語ですが、正しく使えてますか?

第1問 : 【要点を的確にとらえること】

正しい言い方、使い方はどちらでしょう?

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正解は【2】的を射る
「的を射る(まとをいる)」には、「うまく目標に当てること」から転じて「うまく要点をつかむ」という意味があり、「的を射た質問」・「的を射た批評」などというように使います。
「的を得る」は「道理にかなっている」ことを意味する「当を得る」との混同から使われるようになったようですが、本来の意味・使い方からすれば誤用となります。

第2問 : 正しい敬語

正しい言い方、使い方はどちらでしょう?

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正解は【2】 野村部長をご紹介いただけないでしょうか。
「紹介してもらう」という恩恵を相手から受ける状況なので、「もらう」は謙譲語「いただく」を使います。また、相手が紹介の労を執ることから「紹介」は「ご紹介」となります。   したがって、Bの「ご紹介いただけ…」が適切な言い方です。Aの「ご紹介して…」は、「ご〜する」という謙譲語を作る形式を相手に使っており、不適切な使い方になります。

第3問 : 正しい言い方

「相手がつっけんどんで、話しかけるきっかけがないこと」正しいのはどっち?

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正解は【1】 取り付く島がない
ここで言う「島」は、頼りや助けとなるものの例えです。つまり「取り付く島がない」とは、頼りにすがるものが何もないこと、転じて相手の態度が冷淡でそっけなく近寄りがたいさまを表します。  「島」と「暇」とがしばしば混同される原因として、「シ」と「ヒ」の音の混同や、そもそもの意味を「相手が忙しそうで時間がない」「暇がないから取り合ってくれない」ことと勘違いしていることなどが考えられます。

第4問 : 「○にも置かない」

正しい言い方、使い方はどちらでしょう?

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正解は【2】 主賓として下にも置かないもてなしを受けた。
ここで言う「下」とは、席次の「下座」のことです。「下にも置かない」は、もてなしのために下座に置かず、上座に置いて丁重に扱うことです。「上にも置かない」という言い方はありません。

第5問 : 正しい言い方

正しい言い方、使い方はどちらでしょう?

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正解は【2】 その仕事は、私にやらせてください。
「やる」は五段活用動詞なので、未然形「やら」に助動詞「せる」を付けた「やらせる」が適切な使役の形です。「やらさせる」はいわゆる「さ入れ言葉」であり不適切な使い方になります。 「さ入れ言葉」とは、五段活用動詞の未然形に、誤って「させる」を付けたもの。「せる」は、五段活用動詞・サ変動詞の未然形、「させる」は、上一段・下一段・カ変動詞の未然形に付きます。

第6問 : 「熱に・・・される」

「高熱が出て、うわごとを言うこと」を意味する正しい言い方はどれでしょう?

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正解は【2】 熱に浮かされる
「うなされる」は、「恐ろしい夢を見るなどして、寝ながらうなり声をあげて苦しむ」の意。一方、「浮かされる」は、「高熱のために意識が不確かになること」や、「前後を忘れて夢中になること」を表します。したがって、高熱で苦しんでいる様子は「熱にうなされる」ではなく、「熱に浮かされる」が正解です。 「悪夢にうなされる」という言葉と混同してしまう人も多いので注意しましょう。

第7問 : 同じ関係の組み合わせ

同じ関係の組み合わせは?

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正解は【3】 息子―令息
問題にある語と語の関係は、一般的な家族名称(母)と、他人のそれを敬って言う尊称(母堂)の関係になっています。同じ関係になっているのは、【3】「息子―令息」です。

第8問 : 【 閑話休題 】

適切に使っているのはどちらでしょう?

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正解は【2】 さて、ここらで閑話休題、鳥の求愛行動のことに話を戻しましょう。
「閑話休題」は、本筋から外れていた話をやめにすることで、接続詞的に使われる言葉です。無駄話はさておいて、という意味で用います。したがって【2】が正答です。

第9問 : 「頭角を現す」

適切な意味で使っているのはどの文でしょうか?

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正解は【2】 清水さんは新進ミュージカル俳優として、しだいに頭角を現し始めた。
「頭角」は『頭の先』。「頭角を現す」は、『学識・才能などが、群を抜いて人より優れていて目立つ』という意味で、プラス面で使います。したがって、適切な言い方は【2】の文になります。

第10問 : 【一姫二太郎】

適切な意味で使っているのはどちらの文でしょうか?

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正解は【1】 子供は、上が女の子、下が男の子という一姫二太郎が、やっぱり育てやすいよね。
「一姫二太郎」は、【子供を持つときは、最初が育てやすい女の子、次に手のかかる男の子、という順序が理想的であること】を表します。 「一」は『一番目』、「二」は『二番目』、「姫」は『女の子』、「太郎」は『男の子』の意味です。したがって、【1】が適切な使い方となります。男子の誕生が強く望まれた時代に、最初の子が女子であった母親に対する、慰めの言葉として使われたとも言われています。

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