【解説】世界を救った宮城の「牡蠣」!極上の旨味を育む意外な場所とは?

宮城県クイズ 第7問

問題

全国トップクラスの生産量を誇り、冬の味覚として大人気の宮城県産「牡蠣(かき)」。
ぷっくりと太って旨味が濃厚なのが特徴ですが、三陸の海を世界有数の豊かな漁場にし、極上の牡蠣を育てるための「栄養分」は、ある意外な場所から運ばれてきます。それは次のうちどこでしょう?

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  • 【1】 豊かな土壌が広がる「山や森」
  • 【2】 ミネラル豊富な「海底火山」
  • 【3】 遠く離れた南の海の「サンゴ礁」

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正解と解説

【1】豊かな土壌が広がる「山や森」

宮城県が誇る極上の「牡蠣」が育つ波の穏やかな内湾は、背後にそびえる豊かな「山や森」に降った雨が、川を通じてたっぷりのミネラル(鉄分などの栄養分)を直接海へと運び込んでいるため、牡蠣のエサとなるプランクトンが爆発的に発生します。

「森は海の恋人」という言葉があるように、森の落ち葉などが作った豊かな土壌を通った水が、極上の牡蠣を育てる源です。森と海が深く結びついた奇跡の大自然こそが、宮城のクリーミーで濃厚な牡蠣を生み出す最大の秘密となっています。

世界三大漁場を生み出す「潮目」の恵み


森からの恵みに加え、宮城県沖の海(三陸沖)は、南からの暖かい「黒潮」と、北からの冷たく栄養豊富な「親潮」がぶつかり合う「潮目(しおめ)」と呼ばれる海域に位置しています。

この潮目の存在により、世界三大漁場に数えられるほど多種多様な魚介類が集まる豊かな海洋環境が形成されており、森からのミネラルと合わさることで、宮城の牡蠣は他にはない圧倒的な旨味を身にまとうのです。

小さくても旨味が爆発!自慢の「1年子」


一般的な牡蠣は出荷までに2〜3年かかりますが、この極めて栄養豊富な宮城の海では、わずか1年で美味しく育つ「1年子(いちねんご)」と呼ばれる牡蠣が多く出荷されます。

成長が早いため小ぶりなものが多いですが、その分えぐみが少なく、純粋な旨味と甘みがギュッと凝縮されています。また、加熱しても身が縮みにくいため、お鍋やカキフライにしてもプリップリの極上食感を存分に楽しめるのが大きな特徴です。

世界の牡蠣の危機を救った「宮城の種」


宮城の牡蠣は、美味しさだけでなくその「生命力の強さ」も世界トップクラスです。

1970年代、フランスの牡蠣が病気で絶滅の危機に瀕した際、海を越えてフランスの養殖産業を救ったのが宮城県産の「種牡蠣(たねがき=牡蠣の赤ちゃん)」でした。現在フランスで食べられている牡蠣の多くが宮城の牡蠣をルーツに持っており、「世界の食文化を救った宮城の宝」として地元民の大きな誇りとなっています。

スコップで豪快に!冬の風物詩「かき小屋」


県内の海沿い(松島や石巻など)を訪れたら絶対に体験したいのが、冬限定でオープンする「かき小屋」での食べ放題です。

山積みの牡蠣をスコップで豪快にすくい、目の前の鉄板で蒸し焼きにするスタイルはエンターテインメント性抜群!殻を開けた瞬間に立ち上る磯の香りと、熱々でクリーミーな海のミルクを無我夢中で頬張る体験は、宮城の冬の観光における最高の醍醐味です。