【解説】親孝行の味!「白石うーめん」が他の麺と違う決定的な特徴とは?

宮城県クイズ 第12問

問題

宮城県白石市の特産品で、約400年の歴史を持つ「白石うーめん(温麺)」。
そうめんに似た見た目ですが、実は製造過程において、一般的なそうめんでは必ずと言っていいほど使われる「あるもの」を一切使用していません。
健康志向の人にも喜ばれるその特徴とは、次のうちどれでしょう?

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  • 【1】 つなぎに使う「卵」
  • 【2】 風味をつけるための「塩」
  • 【3】 麺を延ばす際に使う「油」

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正解と解説

【3】麺を延ばす際に使う「油」

白石うーめん(温麺)の最大の特徴は、一般的なそうめんを作る際に麺の乾燥や張り付きを防ぐために使われる「油」を、一切使用せずに作られていることです。

今から約400年前の江戸時代、胃病に苦しみ食事が喉を通らなくなった父親のために、息子が「油を使わない消化に良い麺」の製法を旅の僧侶から教わったことが始まりです。「油を使わないことで胃に優しく、喉越しが極めてスッキリしている」という健康的な特徴は、現代においてもヘルシーな自然食として高く評価されています。

名前の由来は息子の「温かい心」


「うーめん(温麺)」という不思議な名前は、当時の白石城主・片倉小十郎公が、父親の病を治そうとした息子の「温かい心(孝行心)」に深く感動し、その優しさを称えて「温麺」と命名したと伝えられています。

単に「温かい料理」という意味ではなく、人の思いやりが込められた物語が名前に刻まれている、全国でも稀に見る心温まる郷土料理です。

食べやすさの秘密は「長さ9センチ」


白石うーめんを手に取ってまず驚くのが、その「短さ(約9センチ)」です。

一般的なそうめんやうどんよりもかなり短く切り揃えられているため、小さな手鍋でも茹でやすく、子供やお年寄りでも啜りやすいという、実用性に富んだ工夫が凝らされています。この「9センチ」という規格は江戸時代から受け継がれる伝統であり、束を解いてそのままお鍋に入れるだけで手軽に調理できるのも、地元民に愛され続ける理由の一つです。

文化庁「100年フード」認定!アレンジも無限大


その歴史の深さと地域に根ざした食文化が認められ、白石うーめんは文化庁の「100年フード」に認定されています。

冬は「温かい」つゆで身も心もポカポカに温まり、夏は「冷やし」でキリッといただく。茹で時間が短いうえに、パスタ風やサラダうーめんなど洋風のアレンジにも違和感なくマッチするため、家庭の常備菜としても非常に万能です。白石市を訪れた際は、ぜひお店ごとに異なるダシの美味しさと、400年変わらぬ優しさを味わってみてください。