【解説】業界初!お土産の常識を変えた「萩の月」の画期的なパッケージ技術とは?

宮城県クイズ 第4問

問題

仙台土産の絶対的な定番として全国的に有名な「萩の月」。
まろやかなカスタードクリームをふんわりとしたカステラで包んだ生菓子でありながら、常温で約10日〜2週間も日持ちするというお土産に最適な特徴があります。
この保存性を実現するため、発売元の「菓匠三全」が業界に先駆けて導入した技術とは次のうちどれでしょう?

ヒントを開く

  • 【1】 完全に空気を抜く「真空パック加工」
  • 【2】 宇宙食に使われる「フリーズドライ加工」
  • 【3】 鉄の酸化を利用した「脱酸素剤(エージレス)」

正解は↓↓こちら!

正解と解説

【3】鉄の酸化を利用した「脱酸素剤(エージレス)」

仙台銘菓「萩の月」がこれほど全国的なお土産として定着した最大の理由は、保存料を一切使わずに常温での長期保存を可能にした脱酸素剤「エージレス」を、お菓子業界の草分けとしていち早く導入したことにあります。

エージレスとは、鉄が錆びる時に酸素を吸収する性質を応用した小さな小袋のことです。これをパッケージ内に封入することで、カスタードクリーム入りのデリケートな生菓子でありながら、作りたての新鮮な味わいを長期間保つという、当時としては画期的なお土産革命を起こしました。この技術があったからこそ、遠方からの観光客でも安心して持ち帰ることができるようになったのです。

「宮城野の空に浮かぶ満月」という優雅な由来


そもそも「萩の月」という美しい名前は、宮城県の県花である「ミヤギノハギ(宮城野萩)」が咲き乱れる野原の空に、ぽっかりと浮かぶ名月(満月)をイメージして名付けられました。

その名の通り、丸くて黄色いカステラ生地は満月そのものです。優雅な和の心を持ちながら、中にはたっぷりの洋風カスタードクリームが詰まっているという和洋折衷の見事なバランスが、老若男女問わず愛され続ける最大の魅力となっています。

地元民が愛する裏技!「冷やし」&「温め」


そのまま食べても極上の美味しさですが、地元・宮城の人々の間では季節に合わせた「アレンジ食べ」が定番となっています。

夏場は袋のまま冷凍庫に入れて凍らせると、カスタードクリームがシャリッとしてまるで高級アイスケーキのような食感になります。逆に冬場は、電子レンジやトースターで軽く温めると、中のクリームがトロトロになり「焼きたて」のような香ばしさと甘みが爆発します。

箱入りか、簡易包装か。賢い買い方


お土産売り場に行くと気づきますが、萩の月には「立派な小箱に入った贈答用」と、「小箱がなくビニール包装のみの簡易包装版」の2種類が販売されています。

大切な人への贈り物や長時間の持ち運びには型崩れを防ぐ小箱入りが最適ですが、自分用や家族ですぐに食べるなら、少しお買い得になっている簡易包装版が圧倒的におすすめです。宮城を訪れた際は、ぜひ歴史と革新が詰まったこの名月を堪能してみてください。