【解説】九州最大級の名城「福岡城跡」にある最大の謎とは?
福岡県クイズ 第14問
問題
福岡市の中心部に位置し、桜の名所としても有名な「福岡城跡」。
初代福岡藩主である黒田長政が7年もの歳月をかけて築いた九州最大級の名城ですが、実はこの城には、歴史ファンの間で長年議論が続いている「ある大きな謎」があります。それは次のうちどれでしょう?
- 【1】 石垣のどこかに徳川家康の隠し財宝が埋まっているか謎
- 【2】 城の地下から海まで続く秘密の抜け道があるかどうかが謎
- 【3】 天守閣(メインの建物)が実際に存在したかどうかが謎
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正解と解説
【3】天守閣(メインの建物)が実際に存在したかどうかが謎
福岡城最大の謎は、お城の象徴である「天守閣(メインの建物)」が実際に建てられていたかどうかが、現在もはっきりと分かっていないことです。
長年の間、徳川幕府に遠慮して最初から天守閣を作らなかったという「非存在説」が定説とされていました。
しかし近年になって、当時の細川忠興の書状から「福岡城の天守閣が取り壊された」と読める記述が発見されるなど、「一度は立派な天守閣が建てられたが、幕府への配慮で秘密裏に解体された」という説も有力になり、歴史ファンのロマンを掻き立てています。
芸術的な美しさを誇る「石垣」
天守閣の有無は謎に包まれていますが、福岡城跡を訪れた人が必ず圧倒されるのが、見事に残された石垣の美しさとその規模です。
自然の石をそのまま積み上げる「野面積み(のづらづみ)」や、石の角を綺麗に整えて積む「算木積み(さんぎづみ)」など、場所によって様々な技法が用いられています。
九州一の広さを誇る城内には数多くの石垣がほぼ当時の姿のまま残されており、黒田長政をはじめとする職人たちの高い技術力を今に伝えています。
別名「舞鶴城」と呼ばれる優雅な姿
福岡城は、その地形や建物の配置が、羽を広げて空を舞う鶴の姿に似ていたことから、別名舞鶴城(まいづるじょう)と呼ばれ親しまれてきました。
現在も周辺の地名や公園の名前(舞鶴公園)としてその名残をとどめています。
春になると約1,000本もの桜が石垣に彩りを添える「福岡城さくらまつり」が開催され、かつての名城の力強い姿と、可憐な桜のコントラストを楽しむ多くの人々で賑わいます。
近年進む「幻の姿」への復元プロジェクト
大濠公園に隣接する広大な敷地には、多聞櫓(たもんやぐら)や潮見櫓(しおみやぐら)など、国や県の重要文化財に指定された貴重な建造物も残されています。
さらに近年では、残された古い図面や発掘調査をもとに、城の本来の姿を蘇らせようとする復元整備の取り組みが進められており、最新のVR(仮想現実)技術を使って当時の福岡城の雄姿をスマートフォン越しに体験できるツアーなども、新しい観光の形として人気を集めています。
