【解説】名古屋人おなじみのお菓子『なごやん』

愛知県クイズ 第14問

問題

名古屋を代表する銘菓として広く親しまれている『なごやん』は、まろやかな黄味あん を 国産小麦のカステラ生地 で包んだ焼き菓子です。
そんな『なごやん』を製造している「敷島製パン株式会社(Pasco)」は、2020年に創業100何周年を迎えました。100周年記念商品の第1弾として「さくふわさくらん」が販売されましたが、第2弾の商品は何でしょう?

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  • 【1】 メガなごやん
  • 【2】 生なごやん
  • 【3】 黒なごやん

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正解と解説

【2】生なごやん

『なごやん』を製造している敷島製パン株式会社(しきしませいパン)は、愛知県名古屋市東区白壁に本社を置く製パン会社の老舗です。1920年(大正9年)の創業以来、2020年6月8日に100周年を迎えました。

「生なごやん」とは?


創業100周年記念商品として第1弾~第4弾まで発表されており、第2弾として「生なごやん」が発売されました。「生なごやん」は、発売から60年以上のロングセラー商品である名古屋銘菓「なごやん」の特徴を生かした商品です。

黄味あんを混ぜ合わせたなめらかなクリームを、国産小麦の小麦粉を使用したカステラ生地に包んで蒸しあげており、やわらかな生地とクリームで、これまでの「なごやん」(焼き菓子)とは製法が異なる、新しい「生」タイプの「なごやん」に仕立てられています。

国産小麦を使った100周年記念商品


敷島製パンでは国産小麦の積極的な活用を進めており、社員から募集した合計1,057もの国産小麦のパン・菓子のアイディアの中から、100周年記念商品として以下が商品化されました。


  • 第1弾『さくふわさくらん』
  • 第2弾『生なごやん』
  • 第3弾『ベーグルウィッチ』
  • 第4弾『カラメリゼカステラ』


お土産やお茶うけに広く親しまれる『なごやん』


名古屋を代表する銘菓として広く親しまれている『なごやん』は、国産小麦のカステラ生地でまろやかな黄味あんを包んだ焼菓子です。

日本茶やコーヒー、紅茶にもよく合うなごやんは実は牛乳とも相性抜群。牛乳に浸して食べれば、生地と黄味あんの素朴な甘みがさらに引き立ちます。

ほんのり甘く、やさしい風味。お子様からご年配の方までどなたにも喜ばれるおいしさは、常に変わらぬ人気です。

『なごやん』の歴史


名古屋市の観光土産として1957年に販売された当初は「金鯱まんじゅう」という名前でした。当時はまだ貴重だった卵や砂糖をふんだんに使ったお菓子として開発され、翌年の1958年には地元でより親しんでもらえるよう『なごやん』と命名されました。

1966年にはひとつひとつ手包みから機械化された製造工程となり、2008年には包装紙をリニューアルしています。

2018年には『なごやん』として60周年を迎え、原材料を「小麦粉を国産100%、うち55%を愛知県産小麦きぬあかり」に変更。しっとりさ、やわらかさが高まるよう配合を見直し、おいしさがより長続きするように改良されています。

2020年には創業100周年記念商品として「生なごやん」が発売されています。

社名「敷島製パン」の由来


創業者・盛田善平が江戸時代中期の国学者・本居宣長を崇拝しており、彼の和歌「敷島の大和心を人とはば朝日に匂う山桜花」からとったものです。

「敷島」とは「日本」という意味で、「敷島の」は「大和」にかかる枕詞(まくらことば)です。桜の花に「P」のマークには「広く日本にパン食を普及させたい」という創業時の想いが込められています。

ブランド名「Pasco」の由来


ブランド名「Pasco」の由来. 「Pan Shikishima Company」(パン・シキシマ・カンパニー)の頭文字からの造語です。「パン」は、ギリシア神話の牧神の名としても知られており、日本では「広範」を意味する「汎」にも通じます。ひとりでも多くのお客さまに、よりおいしく、より安全・安心な商品・サービスをお届けしたいという想いが込められています。

100年前、敷島製パンの創業者・盛田善平は、食糧難に苦しむ人々のために米の代用食としてパンづくりをはじめました。敷島製パンは食糧難の時代にパンを焼きはじめ、大戦中も、大地震のときも、つくる手を止めることなく歩んできました。つぎの100年も、お客さまへの感謝と挑戦する勇気を胸にパンを焼きつづけます。

★参考:なごやん|Pasco

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