【クイズの解説】サケの体色変化(降海時)
さかなクイズ
正解と解説
【1】体色が銀色に変化
卵嚢が無くなった稚魚は、3cmから5cm程度に成長すると砂礫から出て浮上します。浮上後のサケは、いつか海へと降りて行きますが、その時期は、おおまかに2つに大別できます。1つは、浮上後直ちに降海して海水生活に移行するもの、もう1つは、1〜2年淡水生活を送った後に降海するものです。例えばシロサケとカラフトマスは前者のタイプで、サクラマスとベニザケは後者のタイプです。
ただ、どちらのタイプも、降海のタイミングに合わせて体にあった斑点(パーマーク)が消失し、体色が銀色に変化します。これをスモルト化(あるいは銀化(ぎんか))と言い、この時期のサケをスモルトと呼びます。つまり、スモルトとは、パーマークが消え、海に下るサケを言います。
★参考: 鮭のバーチャル博物館 「サケの一生」