【クイズの解説】脂の乗った白身魚「ギンダラ」

さかなクイズ 第112問

Quiz問題

ギンダラは、タラ(マダラ)の代用品として鍋物用に売られたり、脂が強いところからムツ(ムツ、クロムツ)の代用品として流通していた事のある魚で、近年は中国などアジア諸国での人気が高まり高級魚となっています。
最近養殖がさかんになっていますが、日本へギンダラの鮮魚を輸出している国はどこ?

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  • 【1】 北米(アラスカ、カナダ)
  • 【2】 南米(ペルー、チリ)
  • 【3】 北欧(ノルウェー、アイスランド)

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正解と解説

【1】北米(アラスカ、カナダ)

ギンダラはタラの名を持っていますが、分類上はタラの仲間ではなく、アイナメに近いものです。体の表面は黒くて細かい鱗(うろこ)に覆われています。
英名の‘Sable’は「クロテン」‘Coal’は「炭」の意味で、英名ではいずれも「黒」を意味しています。和名の「銀」は、見る方向によっては「いぶし銀」のような輝きがあるため、もしくは名前に高級感を持たせる意味合いもあったのかもしれません。

もともと日本国内では稀に獲れる程度で、ほとんど馴染みのない魚でしたが、1960年代にベーリング海域での底魚漁業が盛んなってから大量供給が始まり、1980年代までは安価な惣菜魚としての位置付けとなっていました。

しかし近年は中国などのアジア諸国での人気も高まり、高級魚に昇格してしまった感があります。最近、北米で養殖が始まり、日本へも鮮魚として輸入されるようになりました。

◆料理法
癖のない脂の乗った白身は、照焼き、味噌漬け、粕漬けにすると絶品!鮮度のよいものは刺身も美味。アメリカ人にも好まれる魚で、燻製にもされています。

★参考: ギンダラ|おさかなギャラリー


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