【クイズの解説】眼がパッチリ「メバチマグロ」
さかなクイズ
眼が大きくパッチリしていることから「目鉢(メバチ)」と呼ばれるメバチマグロ。マグロの仲間としては中型で、全長2m・体重150kgほどに成長しますが、まだ小さい若魚は別名で何と呼ばれる?
- 【1】 ビンチョウ
- 【2】 ダルマ
- 【3】 メダカ
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正解と解説
【2】ダルマ
マグロ類の中で、最も体高があり、体の厚みもある、ずんぐりとした体形。眼が大きくパッチリしていることから「目鉢(メバチ)」と呼ばるマグロです。(英名:Big eye tuna)
マグロの仲間としては中型で、全長2m・150kgほどに成長します。20kg弱ぐらいまでの若魚は「ダルマ」とも呼ばれます。
胸ビレが長く、第2背ビレと尻ビレの後方に8〜9本の黄色い小離鰭(しょうりき)があります。3歳で成熟し、寿命は15年以上とされます。 低温に強く、他のマグロより深い所を回遊しています。
日本近海に回遊してくるのは、水温が18℃を超える4〜5月にかけてで、九州や四国の定置網にかかる40〜60kgものが特に美味しいそうです。また、9月から翌年2月にかけて、銚子から金華山沖で獲れるものは一層脂が乗っており、”春〜初夏”と”秋〜冬”の二つの旬をもつ魚です。
味には濃い旨味があり、また赤身は色鮮やかで寿司種として見栄えがよく、質の良いトロも取れるため、江戸前鮨に重用されます。 一般的にクロマグロより格下に位置づけれられていますが、良品は並のクロマグロより高い価格が付きます。 特に、近海クロマグロの味が落ちる春から夏にはメバチマグロの人気が高くなります。
まぐろの種類
最も高価なのが本マグロ(クロマグロ)、次いで南マグロ(インドマグロ)、メバチマグロの順になります。メバチマグロの次に高価とされているのがキハダマグロ、最も安価なのがビンチョウマグロ(ビンナガマグロ)とされている様です。
メバチマグロはキハダマグロと並んで漁獲量が多く、日本のマグロ文化を語るのには欠かせない魚です。
★参考: メバチマグロ|おさかなギャラリー