【解説】飛騨のソウルフード!「漬物ステーキ」が生まれた理由は?

岐阜県クイズ 第6問

問題

岐阜県の飛騨地方(高山市など)の居酒屋や家庭で大定番のソウルフード「漬物ステーキ」。
白菜などの切り漬けを鉄板で炒め、卵でとじるという珍しい料理ですが、そもそもなぜ漬物をわざわざ「焼いて(炒めて)」食べるようになったのでしょうか?

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  • 【1】 夏場に酸っぱくなりすぎた漬物を美味しくするため
  • 【2】 冬の厳しい寒さで「カチカチに凍ってしまった」から
  • 【3】 飛騨牛のステーキの「代用品」として考案されたから

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正解と解説

【2】冬の厳しい寒さで「カチカチに凍ってしまった」から

岐阜県飛騨地方のソウルフード「漬物ステーキ」は、冬の厳しい寒さでカチカチに凍りついてしまった樽の中の漬物を、なんとか美味しく温めて食べようとした雪国ならではの知恵から生まれた郷土料理です。

飛騨地方では昔から、冬の間の貴重な野菜として各家庭で大量の漬物(白菜や赤カブなど)を作って保存していました。氷点下になる厳しい冬には漬物が樽ごと凍ってしまうため、それを囲炉裏の火で溶かしながら朴葉(ほおば)の上で焼いて食べたのが始まりと言われています。

酸味とバターが織りなす「魅惑の味わい」


現在では鉄板やフライパンを使い、ごま油やバターで漬物を香ばしく炒め、醤油で味を調えてからたっぷりの溶き卵でとじるスタイルが一般的です。

熟成が進んで少し酸っぱくなった漬物も、油で炒めることで酸味がまろやかな旨味へと変化します。そこにバターのコクと卵の優しい甘み、そしてトッピングの鰹節の香りが絶妙に絡み合い、一度食べたら箸が止まらなくなる魅惑のB級グルメへと昇華するのです。

「熱燗と漬けステ」が飛騨の合言葉


飛騨地方(特に高山市周辺)の居酒屋に行けば、ほぼ100%の確率でメニューに載っているほど地元民から熱狂的に愛されており、親しみを込めて「漬けステ」と呼ばれています。

塩気と旨味が効いた熱々の漬物ステーキは、キリッと冷えたビールや、飛騨が誇る美味しい地酒(熱燗)との相性が異常なほど抜群です。「とりあえず熱燗と漬けステ!」と注文するのが飛騨の夜の定番スタイルであり、酒飲みにはたまらない最高のお供となります。

各店舗や家庭で違う「オリジナル・アレンジ」


漬物ステーキの面白さは、お店や家庭によって味付けや具材の個性が全く異なるところです。

隠し味に味噌を入れたり、チーズをトッピングして洋風にしたり、辛党向けに七味唐辛子をたっぷりと振ったりと、バリエーションは無限大です。飛騨高山を観光で訪れた際は、ぜひ夜の街に繰り出して、地元民に混ざりながら自分好みの「最高の漬物ステーキ」を探す食べ歩きを満喫してみてください。