【解説】エビせんべいの老舗「坂角総本舗」
愛知県クイズ
創業130年の歴史を持つ、名古屋を代表するエビせんべいの老舗「坂角総本舗」(ばんかく そうほんぽ)。坂角総本舗と言えば「元祖えびせんべい」とも言われている「ゆかり」が有名です。
1枚の「ゆかり」には、ぷりっぷりの天然エビが贅沢に7尾も使われており、エビの旨みが1枚に凝縮されているため、とっても香り高い風味が味わえるのですが・・・乾燥熟成のさせ方として正しいのはどれ?
- 【1】 遠赤外線で2日間熟成
- 【2】 5日間、屋外で天日干し
- 【3】 一定の温度と湿度で7日以上保管
正解と解説
【3】一定の温度と湿度で7日以上保管
7日以上かけてじっくりと. 乾燥熟成にじっくり時間をかけて旨みとコクを引き出しています。1枚のゆかりには丁寧にむいた約7尾もの「えびの身のみ」が使われています。海老の頭と殻を取り除き、身だけを使用しています。
海老のすり身をぜいたくに使って香ばしく焼き上げた「ゆかり」は、小さな子どもにも年配の方にも人気の逸品です。
「ゆかり」の元祖は、寛文6(1666)年、尾張藩主・徳川光友公が知多の横須賀(現在の愛知県東海市)に御殿を造営された際に献上された「えびはんぺい」でした。
「えびはんぺい」とは、エビのすり身を炙って焼いたもの。当時、漁師たちが浜辺で獲れたての海老で作っていたものだが、これが大変な美味で光友公の気に入るところとなり、以降、徳川家献上品となったんだとか。
人と人との縁を結ぶ焼菓子として
光友公への献上から時を経た明治22(1889)年、坂角総本舖が幕開けした際、創業者の坂角次郎氏は「えびはんぺい」を改良して「ゆかり」の原型となる「生せんべい」を完成させました。
そこから徐々に現在の姿と味へと変形し続け、昭和41(1966)年、三代目によって「ゆかり」と名付けられるに至りました。命名理由は、「人と人を結ぶご縁の品として、贈り物として使っていただきたい」というもの。
★参考:坂角総本舗公式オンライン
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