【解説】千寿(せんじゅ)発祥の天むす

愛知県クイズ 第23問

問題

名古屋メシとしても有名な「天むす」は、1950年(昭和30年)頃に三重県の津市にある「千寿(せんじゅ)」というお店で考案されたのが発祥です。
その後、暖簾分けする形で名古屋でオープンした「千寿」が全国的に知名度を上げていきましたが、もともとおにぎり屋さんではなく、〇〇〇屋さんでした。さて、何屋さんだった?

名古屋の千寿と地雷也の天むす比較写真

  • 【1】 時計屋さん
  • 【2】 八百屋さん
  • 【3】 魚屋さん

正解と解説

【1】時計屋さん

1980年(昭和55年)、三重県津市「千寿」から暖簾分けする形でオープンした名古屋の「天むす 千寿」。元々は時計屋さんで、後から天むす専門店に転向したそうです。

大須のお店でお持ち帰り用の天むすを買うと、包みには、製造者:㈱藤森時計店(天むす 本店)と書いてあります。正式社名は「株式会社 藤森時計店」といいます。

天むすの歴史


三重県 津市

  • 1950年(昭和30年代)三重県津市大門にある天ぷら定食店「千寿」の賄い料理として、初代 水谷ヨネ が考案。
  • 1959年(昭和34年)天むす専門店となった。
  • 1965年(昭和40年)「千寿」が天むすを商標登録する。

愛知県 名古屋市

  • 1980年(昭和55年)愛知県名古屋市中区の藤森時計店:藤森晶子が「千寿」を訪れ水谷夫妻に交渉。
  • 1981年(昭和56年)作り方の伝授と暖簾分けの承諾を得て名古屋の「千寿」を開店。
  • 1982年(昭和57年)「土曜9時ハンただ今参上!」(中部日本放送)で紹介され、古屋地区で話題となり、午前中だけで4,000個を売る日も現れるようになる。笑福亭鶴瓶がその評判を聞きつけ来店。天むすを味わった鶴瓶はその味を気に入り、名古屋から次の現場への移動の際には必ず手みやげとして大量に購入して持ち込むようになる。

天むす(wikiより)


天むす(てんむす)とは、海老の天ぷらを具にしたおにぎり。名古屋めしの一つとして知られるが、三重県津市発祥の津名物でもある。

発祥店は三重県津市の「千寿(せんじゅ)」である。現在は主に尾を取ったアカシャエビ(サルエビ)の天ぷらが使用されているが、ごく初期の段階ではエビの種類もアカシャエビではなく、尾も付けたまま揚げたものが使用されていた。

具はエビのみの場合が多いが、一部の店では、エビと小さめの野菜でかき揚げにして入れている。

津市の「千寿」の天むすは具の天ぷらがおにぎりの中に入っていて外から見えないタイプであるが、全国的には名古屋の「地雷也」に代表されるおにぎりの上部に具の天ぷらが見えているタイプのものが多い。

味としては「千寿」はエビ天が塩味で形はおにぎり全体が大きめ。「地雷也」などはえび天が醤油ベースの味付けでおにぎりの全体サイズも1口サイズになっている。

津の天むす


津の「千寿」のロゴには「元祖」「めいふつ」の文字がある。天ぷらがおにぎりの中に入っていて外から見えないタイプ。

名古屋の天むす


名古屋の「千寿」は、エビの天ぷらがおにぎりの中に入っている仕様。綿実油100%サラダ油でカラリと新鮮なエビを揚げる。米は北陸産の特選コシヒカリ、伊勢湾産の海苔を採用。本店以外に、松坂屋名古屋店、セントレア店、近鉄名古屋店、名古屋三越栄店にて購入可能。製造者:株式会社藤森時計店

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