【解説】名古屋発祥のご当地ラーメン「台湾ラーメン」
愛知県クイズ
「台湾ラーメン」は、台湾ミンチと呼ばれる挽肉とニラがたっぷり乗ったメイド・イン・名古屋のご当地ラーメン。唐辛子とニンニクが効いたパンチのある辛さが特徴です。
その発祥の店として有名な「味仙(みせん)」には、辛さ控えめのメニューが用意されています。さて、それを何と呼ぶ?
- 【1】 アマチャン
- 【2】 アメリカン
- 【3】 ナゴヤン
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正解と解説
【2】アメリカン
名古屋で生まれた「台湾ラーメン」は、千種区今池にある中国台湾料理店「味仙(みせん)」が発祥とされる激辛ラーメンです。
スープと辛味の程良いバランスが命の「台湾ラーメン」ですが、「味仙(みせん)には辛さのバリエーションがあります。辛さ控えめの「アメリカン」、辛さ2倍増の「イタリアン」、さらに辛い激辛メニューがあるのです。
辛さのレベル
アメリカン ⇒ 台湾ラーメン ⇒ イタリアン ⇒ メキシカン ⇒ アフリカン ⇒ エイリアン(未知の辛さとの遭遇)
「台湾ラーメン」の発祥と転機
1970年代、台湾出身の創業者(郭 明優さん)が台湾名物の担仔麺(タンツーメン)を日本で再現しようと、にんにくや唐辛子などをたっぷり加えて辛口にアレンジしたのがはじまりだと言われています。最初は従業員のまかない用に出されていたそうです。
それを知った常連客から食べたい!とのリクエストがあり、評判が良かったためメニューに加えられました。その際、台湾人が作ったからシンプルに「台湾ラーメン」と名付けられたのだとか。
転機は1980年代。激辛ブームによってより辛いものを求める激辛マニアの間で評判となり、台湾ラーメンはお店の看板メニューとなっていきました。名古屋市内の中華料理店やラーメン店もこぞって台湾ラーメンをまねて、県内全域に広がっていったのです。
そのような経緯から名古屋では「台湾ラーメン」というメニューはよく見かけますが、店ごとにメニューや味わいがちょっとずつ違います。
台湾には台湾ラーメンと呼ばれるものも、これと同じ料理も存在しません。「台湾ラーメン」は名古屋で生まれ、名古屋で広まった名古屋オリジナルのご当地ラーメンなのです。ちなみに台湾では「名古屋拉麺」として認知されています。
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