【解説】日本三大うどん「水沢うどん」

群馬県クイズ 第7問

問題

群馬県渋川市伊香保町水沢付近の名物料理「水沢うどん」。水澤寺(水澤観音)の参拝客に振舞ったのがそもそもの起源といわれています。舌触りがやわらかくコシのあるこの麺づくりに必要な材料は何でしょう?

ヒントを開く

  • 【1】 小麦粉、塩、昆布だし
  • 【2】 小麦粉、塩、水沢山の湧水
  • 【3】 小麦粉、塩、こんにゃく

正解は↓↓こちら!

正解と解説

【2】小麦粉、塩、水沢山の湧水

水沢うどん(みずさわうどん)とは、群馬県渋川市伊香保町水沢付近で名物料理とされるうどんです。香川県の讃岐うどん・秋田県の稲庭うどんと並んで日本三大うどんの一つと称され、400年以上の歴史があります。

水沢うどんの歴史


水沢うどんは、1300年以上の歴史を持つ水沢地内の水澤寺(水澤観音)の参拝客に振舞ったのが、そもそもの起源といわれています。水澤寺は飛鳥時代の創建で坂東三十三箇所の十六番目の札所。由緒があり古くから参詣客が多かったそうです。

400年あまり前、水沢地内にある水澤寺(水澤観音)の参詣客向けに上州産の小麦と水沢山から湧き出た名水でつくられた手打ちうどんが奉仕で出されていたことが起源なのだそうです。上州(群馬県)は古くから小麦の栽培が盛んで、現在でも群馬県は小麦の生産量全国第2位を誇っています。

水沢うどんの特徴


水沢うどんは、小麦粉、塩、水沢山の湧水だけで作られています。(添加物は一切使用していません)足で踏み、手でこねても、粉を殺さず、粘着力を出すように努め、茹で方も透明感が出たら揚げて水に入れてよくさらします。特徴は、やや太めでコシがあり、透き通る感じの白い麺です。舌触りがやわらかくコシのある麺でその喉越しは絶妙!

どこで食べられる?


伊香保の温泉街から車で7~8分くらい下った所にある水澤寺(水澤観音)付近に13軒の店(水沢うどん商標登録店組合加盟店)があります。水澤観音の参道の両側には「水沢うどん」の店がたくさん並んでいる別名「水沢うどん街道」があり、うどん処自慢の味が楽しめます。

一般に冷たいざるうどんで提供されます。つけ汁は店ごとに工夫されており主にしょうゆだれとゴマだれがあります。旬の薬味を付け合せて冷たい汁で、寒い時期には汁を人肌に暖めて。水沢うどんを水でさらさず釜から麺を直接あげる(釜あげ)なども良くあいます。水沢うどんのコシの強さ、瑞々しさをどうぞご堪能ください。

この解説は役に立ちましたか?→