【クイズの解説】アリゾナ大学による接触感染実験
デルフィーノクイズ
問題
アリゾナ大学によって2014年に行われた接触感染実験では、80人が勤務するオフィスビル入り口のドア(押し続けるタイプ)にウイルスを付着させてみたところ、4時間以内に50%以上の社員の手からウイルスを検出し、最終的には○%を超えました。さて、何パーセントを超えたのでしょう?
- 【1】 60%
- 【2】 70%
- 【3】 90%
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正解と解説
【2】70%
アリゾナ大学/チャールズ・ガーバ教授が2014年対細菌物質と化学療法の学際シンポジウムにて発表したこの実験結果では、4時間以内に50%以上の社員の手からウイルスを検出し、最終的には70%を超えました。
オフィスで接触感染の可能性が高いのは?
もっとも多く検出されたのは、電話機、デスクトップパソコン、ドアノブ、コピー機、エラベータのボタンなどでした。壁床はもとより、手の届かない天井からも検出されました。つまり、社員同士の個人的な接触がなくてもオフィスには日々ウイルスが拡大しているのです。
どのように接触が広がっていったか?
真っ先に検出されたのは皆の集まる「休憩室」コーヒーポット・電子レンジスイッチ、冷蔵庫のハンドルです。この実験結果から、ひとりの感染患者から午前中のわずかな時間でウイルスは施設全体に感染を拡げてしまうという事がわかっています。
調査では平均的な成人は1時間に約16回、指を鼻や口、目に持って行くことが分かりました。2歳から5歳までの幼児であれば、その回数が50回にも達していたそうです。