【解説】くいだおれ人形とは?
大阪府クイズ 第7問

大阪・道頓堀の顔として知られる「くいだおれ人形」。赤と白のストライプ姿でドラムを叩くこの人形は、今も多くの観光客に写真を撮られています。では、このくいだおれ人形が初めて登場したのはいつでしょう?
- 【1】 昭和25年(1950年)
- 【2】 昭和34年(1959年)
- 【3】 昭和45年(1970年)
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正解と解説
【2】昭和34年(1959年)
くいだおれ人形が誕生したのは1959年(昭和34年)。道頓堀の老舗食堂「大阪名物くいだおれ」の宣伝人形として登場しました。
誕生のきっかけは“お店の顔”づくり
1959年、道頓堀にあった食堂「大阪名物くいだおれ」が店頭に設置した宣伝用の人形が、のちに“くいだおれ人形”と呼ばれるようになります。太鼓を叩きながらお客を迎えるユーモラスな姿が話題を呼び、次第に大阪を象徴する存在へと成長しました。
「食いだおれ」の語源
「食いだおれ」とは、“おいしいものを食べすぎて身上をつぶすほど食べる”という意味の大阪ことば。江戸時代から「京都は着倒れ、大阪は食い倒れ」と言われており、大阪人の食文化と洒落っ気を象徴する言葉として知られています。
現在は「中座くいだおれビル」で現役
2008年に「大阪名物くいだおれ」が閉店した後も、人形は“くいだおれ太郎”の愛称で引き継がれました。現在は道頓堀の「中座くいだおれビル」1階に設置され、観光客を笑顔で出迎えています。大阪市の公式観光キャラクターにも採用され、テレビやイベントにも登場しています。
豆知識:弟の“くいだおれ次郎”も存在
実は、くいだおれ太郎には弟の「くいだおれ次郎」が存在します。イベント用に制作されたもので、兄と同じ衣装を着ています。地元では“兄弟で大阪を盛り上げる存在”として親しまれています。
(参考:中座くいだおれビル公式サイト、大阪観光局)