【解説】太陽の塔とは?
大阪府クイズ 第6問

大阪・万博記念公園のシンボル「太陽の塔」は、1970年の日本万国博覧会の際に建てられた岡本太郎の代表作です。では、この太陽の塔の内部にある“3つの顔”のうち、現在も残っているのはどれでしょう?
- 【1】 地下の「黒い太陽」
- 【2】 頂部の「黄金の顔」
- 【3】 胴体の「太陽の顔」
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正解と解説
【2】頂部の「黄金の顔」
太陽の塔の3つの顔のうち、現在も残っているのは塔の頂部にある「黄金の顔」です。
1970年の大阪万博を象徴する存在
太陽の塔は1970年に開催された「日本万国博覧会(大阪万博)」のテーマ館の一部として建てられました。高さ約70メートル、内部には生命の進化を表す巨大なオブジェ「生命の樹」があり、岡本太郎の芸術哲学が詰まっています。博覧会閉幕後も取り壊されず、万博記念公園のシンボルとして残されました。
3つの顔が示す“過去・現在・未来”
太陽の塔には3つの顔があり、頂部の「黄金の顔」は“未来”、正面の「太陽の顔」は“現在”、背面の「黒い太陽」は“過去”を象徴しています。万博終了後、地下の黒い太陽は撤去されましたが、黄金の顔と太陽の顔は今も残り、多くの来場者を見守り続けています。
内部展示「生命の樹」の復活
長らく非公開だった内部は、2018年に一般公開が再開されました。内部には約30体の生命模型が展示され、生命の誕生から人類の進化までを立体的に表現。岡本太郎が構想した“人間のエネルギーと生命力”を肌で感じられる空間として人気を集めています。
豆知識:黄金の顔は24金仕上げ
塔の頂部で輝く「黄金の顔」は、実際に金箔が施されています。素材はFRP(繊維強化プラスチック)製で、約10センチ厚の金箔で覆われているため、太陽光を反射して遠くからでも輝いて見えます。大阪の青空に映えるその姿は、今も万博の精神を象徴しています。