【解説】釧路湿原の大草原に住む特別天然記念物

北海道クイズ 第10問

問題

日本最大の湿原である釧路湿原はまるでアフリカの大草原を思わせる程雄大です。さて、釧路湿原に住む多くの動植物の内、国の特別天然記念物に指定されている鳥と言えば何でしょう?

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  • 【1】 アオサギ
  • 【2】 タンチョウ
  • 【3】 ヒクイドリ

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正解と解説

【2】タンチョウ

釧路湿原の大草原の魅力


日本最大の釧路湿原を含む釧路湿原国立公園は、手つかずの広大な水平的景観がこの地の何よりの魅力です。また、多くの動植物の生息地となっており、釧路湿原を代表する国の特別天然記念物のタンチョウなど、その生息地として重要な位置を占めています。

「タンチョウ」と「ツル」は違う?


タンチョウ(丹頂鶴)はツルの一種です。単にツルといえば一般にはタンチョウを指す場合が多く、日本国内にはタンチョウ以外のツルもいます。

タンチョウは日本で親しまれているツルですが、見られるのは北海道の一部だけです。アイヌ語では「サルルンカムイ(湿原の神)」と呼ばれるほど、美しく、優雅な姿を私たちに見せてくれます。1952年に国の特別天然記念物に指定されました。

現在は、風蓮湖と釧路湿原の他、霧多布湿原、別寒辺牛湿原など、道東の湿原、十勝川流域、オホーツク地域で確認されています。タンチョウは本来渡り鳥ですが、北海道東部に生息しているのは年間を通して同じ場所に生息する留鳥(りゅうちょう)です。春から夏にかけては繁殖や子育てのため湿原を中心に、秋から冬にかけては給餌場でエサをついばむ姿や、雪原から気高く飛び立つ姿を観察することができます。

※ 北海道クイズは、北海道の口コミ(Facebookコメント)の投稿を元にクイズを作成しています。皆様からの投稿をお待ちしております。

★参考:国立公園|環境省

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