【解説】甲子園の土

兵庫県クイズ 第5問

問題

高校球児達の憧れ、阪神甲子園球場の土は、どんな土で出来ているのでしょう?

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  • 【1】 赤土のみが使われている
  • 【2】 黒土と白砂のブレンド
  • 【3】 黒土のみが使われている

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正解と解説

【2】黒土と白砂のブレンド

球場建設で最も神経を使ったのがグラウンドの土でした。阪神間はもともと白砂青松の地で、土も白っぽく、ボールが見にくい状態でした。そのため、黒土を合わせようということになり、試行錯誤の結果、淡路島の土をとりよせ、粘り具合を確認しました。

当時の担当者はグラウンドを走ったり、すべりこんだりして土の硬さや色目を実験しました。この熱意は今も受け継がれ、黒土と白砂のブレンドは常に変遷を経ています。

黒土の産地


岡山県日本原、三重県鈴鹿市、鹿児島県鹿屋、大分県大野郡三重町、鳥取県大山 などの土をブレンドしています。(毎年決まっているわけではない。)

白砂の産地の変遷


  • 甲子園浜及び香櫨園浜社有地
  • 瀬戸内海産の砂浜
  • 中国福建省
  • 京都府城陽

現在(2022年1月時点)では、国内の黒土と京都府城陽の白砂をブレンドしています。

グランドキーパーの配慮


なお、季節の雨量と陽射しを考慮して春には砂を多く、夏には黒土を多くし、良いプレーができるよう、グランドキーパーが配慮しています。

2007年のシーズン終了後より3期に分けてリニューアル工事が行われていましたが、リニューアル後にもこの黒土と白砂のブレンド調整が受け継がれています。

★参考:阪神甲子園球場


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