【解説】甲子園の土
兵庫県クイズ
正解と解説
【2】黒土と白砂のブレンド
球場建設で最も神経を使ったのがグラウンドの土でした。阪神間はもともと白砂青松の地で、土も白っぽく、ボールが見にくい状態でした。そのため、黒土を合わせようということになり、試行錯誤の結果、淡路島の土をとりよせ、粘り具合を確認しました。
当時の担当者はグラウンドを走ったり、すべりこんだりして土の硬さや色目を実験しました。この熱意は今も受け継がれ、黒土と白砂のブレンドは常に変遷を経ています。
黒土の産地
岡山県日本原、三重県鈴鹿市、鹿児島県鹿屋、大分県大野郡三重町、鳥取県大山 などの土をブレンドしています。(毎年決まっているわけではない。)
白砂の産地の変遷
- 甲子園浜及び香櫨園浜社有地
- 瀬戸内海産の砂浜
- 中国福建省
- 京都府城陽
現在(2022年1月時点)では、国内の黒土と京都府城陽の白砂をブレンドしています。
グランドキーパーの配慮
なお、季節の雨量と陽射しを考慮して春には砂を多く、夏には黒土を多くし、良いプレーができるよう、グランドキーパーが配慮しています。
2007年のシーズン終了後より3期に分けてリニューアル工事が行われていましたが、リニューアル後にもこの黒土と白砂のブレンド調整が受け継がれています。
★参考:阪神甲子園球場
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