【解説】酒造に適した名水
兵庫県クイズ
正解と解説
【2】宮水
江戸時代末、西宮のえびす神社近くの井戸水が、酒造用水として優秀なことが確認された。この水は当初、「西宮の水」と呼ばれていたが、略されて宮水となった。
西宮市から神戸市東部にわたる灘地方は清酒の生産地として全国的に有名である。従来、清酒は夏を越すと火落ちといって、味が悪くなるのが一般的であったのに、灘地方で生産されたものは秋晴れといって、味が一段と芳醇になる。
現在の神戸市で酒造業を営む山邑氏は、気候、風土に変わりがない同じ灘地方において、西宮の酒だけが秋晴れすることに着目して西宮の水を汲んで帰り、試みにこれで仕込んだところ美酒を造ることができた。それ以来、各地の酒造家が競って宮水を使うようになったと言われている。
★参考:NIKKEI STYLE
※ 兵庫県の口コミ(Facebookコメント)の投稿を元にクイズを作成しています。皆様からの投稿をお待ちしております。
この解説は役に立ちましたか?→