【解説】大阪城天守閣はいつ再建されたのか?
大阪府クイズ 第1問
問題
大阪城天守閣は天下統一を成し遂げた豊臣秀吉の生涯などを紹介する博物館になっていますが、現在の大阪城天守閣が再建されたのはいつでしょう?
- 【1】 江戸時代(1600年代)
- 【2】 明治時代(1800年代後半)
- 【3】 昭和時代(1930年代)
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正解と解説
【3】昭和時代(1930年代)
現在の大阪城天守閣は、1931年(昭和6年)に市民の寄付によって再建された三代目の天守です。
市民の力でよみがえった大阪の象徴
豊臣秀吉が築いた初代天守は落雷と戦火で焼失し、江戸時代に再建された二代目も幕末の戦いで失われました。昭和の再建では、大阪市民から約150万円(現在の価値で数十億円)もの寄付が集まり、鉄骨鉄筋コンクリート造で外観は豊臣期の姿を再現。市民の力によって大阪の象徴が現代に蘇りました。
実は“博覧会ブーム”が再建のきっかけ
天守閣の再建を後押ししたのは、昭和3年に開催された「大大阪博覧会」でした。当時の大阪は日本最大の商業都市として勢いを増し、「世界に誇れる大阪を作ろう」という機運が高まっていました。その象徴として市民から募金が始まり、2年後に大阪城天守閣の再建が実現します。地元では今も「大阪人の見栄と誇りが天守を建てた」と語り継がれています。
歴史を学べる博物館としての天守閣
現在の天守閣内部は、豊臣秀吉の功績や大阪の歴史を紹介する博物館として整備されています。甲冑や刀剣、模型などの展示があり、最上階の展望台からは大阪市街を一望できます。春は桜、秋は紅葉と、四季の風景とともに歴史を感じられる観光名所です。
豆知識:金の鯱(しゃちほこ)は火除けの象徴
天守閣の屋根を飾る金の鯱は、火除けの守り神として古くから信仰されています。再建時にも金箔が使用され、現在も大阪の空を照らす存在として輝き続けています。ちなみに、昭和の再建時に取り付けられた鯱の高さは約1.5メートル。間近で見ると驚くほど大きいのです。
観光で訪れるならここもおすすめ
西の丸庭園: 春の桜と夜のライトアップが見事です。大阪城ホール: 音楽イベントや公演が開催される人気施設です。大阪城公園: 自然と歴史が融合した散策コースとして親しまれています。
(参考:大阪城天守閣公式サイト、大阪観光局)
