【解説】五浦の絶景!「六角堂」を設計した歴史的偉人は誰?
茨城県クイズ 第5問
問題
茨城県北茨城市の五浦(いづら)海岸の岩場に建つ「六角堂」。2011年の東日本大震災の津波で一度は流失したものの、人々の強い願いによって見事に再建された、茨城県を代表する名所です。明治時代に日本の伝統美術を世界に紹介した人物が自ら設計し、思索にふけった場所としても知られますが、この六角堂を設計した偉人は誰でしょう?
- 【1】 思想家の福沢諭吉
- 【2】 建築家の辰野金吾
- 【3】 美術家の岡倉天心
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正解と解説
【3】美術家の岡倉天心
茨城県北茨城市の「六角堂」は、明治時代の思想家であり、日本美術を世界に広めるために尽力した偉人・岡倉天心(おかくらてんしん)が自ら設計した建物です。
天心はこの五浦の地を「東洋のバルビゾン」と称して愛し、太平洋の荒波が打ち寄せる岩場の上に、赤い外壁が特徴的なこの建物を建てました。波の音を聞きながら海を眺め、新たな美術の構想や思索にふけるための個人的なアトリエとして使われていました。
震災からの「奇跡の再建」
六角堂は、2011年の東日本大震災に伴う大津波によって、土台の岩盤ごと海へ流失してしまうという悲劇に見舞われました。
しかし、地元の人々や全国の支援者からの強い要望によって再建プロジェクトが発足。海底から回収されたオリジナルの部材や、創建当時の建築技術の調査を経て、震災の翌年(2012年)には見事に元の姿での再建を果たしました。現在では、復興のシンボルとしても多くの人々に勇気を与えています。
五浦海岸が織りなす圧倒的な絶景
六角堂が建つ五浦(いづら)海岸は、大小の入り江と切り立った断崖絶壁が連なる景勝地として「日本の渚百選」にも選ばれています。
激しい白い波しぶきと、松の緑、そして六角堂の鮮やかな朱色が織りなすコントラストは、まるで一枚の日本画を見ているかのような圧倒的な美しさです。天心がこの風景を愛し、ここに拠点を構えた理由が肌で感じられます。
周辺の美術館で深まる芸術の秋
六角堂のすぐ近くには、「茨城県天心記念五浦美術館」が立地しています。
ここでは岡倉天心の生涯や、彼とともに五浦に移り住んだ横山大観などの日本画家の作品を鑑賞することができます。六角堂で絶景を満喫した後に美術館を訪れることで、当時の芸術家たちの情熱をより深く味わうことができる、茨城観光に欠かせない極上のアートコースです。
