【クイズの解説】洞窟聖堂のあるトルコの奇岩群
世界遺産クイズ
正解と解説
【2】カッパドキア
形も色も様々な奇岩群は、太古の火山活動によって降り積もった火山灰や溶岩の侵食によってできたもの。デリンクユの地下都市や、岩山をくりぬいた城塞、キノコ岩、洞窟教会が数多く残るギョレメ渓谷などが、カッパドキアの見どころです。
【世界遺産】ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石群
トルコの世界遺産(複合遺産)として、1985年に登録されました。カッパドキアは、トルコ中央部の中央アナトリアと呼ばれる地方にあります。カッパドキアとは特定の都市名ではなく、不思議な形をした岩々が点在する周辺の土地一帯を指す地名です。
カッパドキアへの行き方は、イスタンブール空港からカイセリ空港経由で行く方法が最もポピュラーです。
「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石群」の広さは2,500万平方km、何と東京都がすっぽり入る大きさです。カッパドキアの岩石群は、数億年前の火山の噴火により堆積した凝灰岩や溶岩層が長い年月をかけて浸食されてできたもの。柔らかい凝灰岩は削られ、残された固い溶岩を頂く奇岩の林が出来たそうです。
北東部の見所にはギョレメ野外博物館、ウチヒサール、ゼルべ野外博物館、キノコ岩のあるパシャバー国立公園。さらにラクダ岩のあるデブレント渓谷、三姉妹岩のあるウルギュップなどがあります。
南西部にはカイマクル地下都市、デリンクユ地下都市、マヅ地下都市、ウフララ渓谷などがあります。
岩窟教会内部には美しいフレスコ画があり、迫害を逃れたキリスト教徒たちの生活が偲ばれます。奇岩群の幻想的景観と洞窟を利用した驚愕の暮らしを見学してみませんか。