【クイズの解説】「頭角を現す」
日本語クイズ
問題
次の見出しに掲げた言い方を 適切な意味で使っているのはどの文でしょうか?
【頭角を現す】
- 【1】 太郎君のわんぱくぶりは大変なもので、保育園でも頭角を現している。
- 【2】 清水さんは新進ミュージカル俳優として、しだいに頭角を現し始めた。
- 【3】 合唱の指揮をするということで、伊藤君の名前は学校中で頭角を現した。
正解と解説
【2】清水さんは新進ミュージカル俳優として、しだいに頭角を現し始めた。
「頭角」は『頭の先』。「頭角を現す」は、『学識・才能などが、群を抜いて人より優れていて目立つ』という意味で、プラス面で使います。したがって、適切な言い方は【2】の文になります。
【1】の場合は、「わんぱくぶり」という、少し困った面で「太郎君」は目立っているので、この句の適切な言い方とは言えません。
【3】は、「名前が知られるようになった」という意味で使っており、誤用となります。