【クイズの解説】吐かせると危険なもの

一般常識クイズ 第8問

Quiz問題

子供が誤飲してしまったとき、吐かせると危険なものはどれでしょう?

  • 【1】 マニキュア除光液
  • 【2】 たばこ
  • 【3】 ナフタリンなどの防虫剤
  • 【4】 蚊取りマット 
チョーク1チョーク2チョーク3黒板消し

正解と解説

【1】マニキュア除光液

誤って飲み込んだら、吐かせるのが基本です。けれども、マニキュアの除光液は毒性が強く、吐く途中、液が食道をさかのぼるときに、粘膜を傷つけるおそれがあります。また、揮発した有害成分が肺に入りこむと、かえって危険ですから、絶対に吐かせてはいけません。

誤飲事故の原因の約半分を占めるたばこは直ちに吐かせます。たばこ1本に含まれるニコチンは乳幼児にとっては致死量となります。乾いているたばこではニコチンのすべてが吸収されることはありませんが、水に漬けてあったたばこはニコチンが溶け出していて、たいへん危険です。

ナフタリンなどの防虫剤や石油製品(灯油やガソリン)を誤飲したとき、牛乳を飲ませると、胃壁を保護するどころか、毒物が体に吸収されやすくなります。

蚊取りマットでは中毒の危険は低くなりますが、当然、口に入れるべきものではありません。子どもの誤飲事故は大人の不注意から起こります。十分に注意するとともに、誤飲物質によって対処法が異なるので、正しい知識を持つことが必要です。

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