【クイズの解説】夕暮れ時の市街地での危険予測【自転車視点】

正解と解説

【1】前方の高校生

高校生が車道に出てきてぶつかりそうになりました。

信号の変わり目は要注意！

一見、問題の場面で前方の高校生を追い越すことに問題はなさそうですが、よく見ると、この高校生の顔が右前方に向いています。この点を見逃さないことが大切です。

視線の先には点滅している歩行者信号があるので、そこからこの高校生が宿号を渡ろうとしていることが予測できます。交差点の手前で歩行者信号が点滅して赤になりそうな場合、今回のように歩行者は横断歩道まで行かず、手前から斜め横断する危険性が高くなります。

クルマの脇は危険がいっぱい！

自転車で車の脇を通過する場合、まず停止車両のドアが開く危険性を考えます。タクシーはもちろん、一般のクルマでも交差点の手前や店舗、駅の近くでは、同乗者を降ろすことがあります。

同乗者がいるのが確認できた場合、ドアが開く可能性を考えて慎重に通過します。次に停止車両が発進する可能性も考えておきます。とくに左折車の脇をすり抜ける際に信号が青に変わった場合、曲がり始めたクルマに巻き込まれる危険性があります。

自転車の存在がよく分かるように、夕暮れ時はライトを早めに点灯させましょう。

歩行者側の注意

携帯型音楽プレイヤーを利用して、歩きながら音楽を聞く人は多いですが、周囲の音が十分聞こえない点に注意が必要です。自転車はもちろん、ハイプリッド車や電気自動車など、走行音が小さい車も多いので、道路を渡るときや、車道にはみ出す場合、必ず後方の確認をしましょう。

また、今回のように横断歩道を使わずに斜め横断をすると、事故の危険性が高くなるので、必ず横断歩道を利用しましょう。

★参考：危険予測トレーニング｜Hondaの交通安全