【クイズの解説】車間距離の重要性
交通安全クイズ
問題
高速道路をバイクで走行中に、危険を察知して急ブレーキをかけた場合、乾いた舗装路面を100km/h で走行していた際の停止距離(空走距離+ 制動距離)の目安は次のうちどれでしょう?
- 【1】 約79m
- 【2】 約96m
- 【3】 約112m
- 【4】 約145m
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正解と解説
【3】約112m
高速道路では「危険を発見してから、停止するまでの距離」が、速度が高くなっているため一般道路に比べ、さらに長くなります。停止距離は一般に50km/hで約32m、100km/hで約112m必要だとされています。
車間距離に余裕をもちましょう!
速度が倍になると、制動距離は約4倍にも伸びています。それだけ車間距離を十分に保つことが大切になってきます。路面状況も考慮し、状況に応じて十分な車間距離をとって、余裕のある走行を心がけてください。
空走距離・制動距離・停止距離について
クルマやバイク等の停止距離は、空走距離と制動距離を合計した距離で次の様な式になります。
空走距離 + 制動距離 = 停止距離
空走距離とは、運転者が危険を発見してからブレーキを踏み、ブレーキが効き始めるまでに車が進む距離です。制動距離とは、ブレーキが効き始めてから車が停止するまでにかかった距離です。空走距離と制動距離の合計が、車両が停止するまでに必要な「停止距離」です。
状況によって変化する停止距離
実際の停止距離は状況によって変化します。例えば、運転者の反射神経や疲れ具合、集中力によって空走距離が左右されます。危険を察知してからブレーキを踏むまでにかかる時間は運転者の能力や状態によって異なるからです。制動距離は、路面の状態(晴天、雨天、積雪)や、タイヤの性能によって左右されます。路面とタイヤの間に生じる摩擦が少なくなれば、その分制動距離が長くなります。状況によっては車間距離を長く保つように心がけましょう。