【クイズの解説】住宅街の交差点を直進するときの危険予測【クルマ視点】

交通安全クイズ 第328問

Quiz問題

ヒントページを開き、画面をタッチしてアニメーションをご覧ください。
あなたは、住宅街の交差点をクルマで直進しようとしています。
今回のシーンで、危険を察知するのに最も大きなヒントになっていたのは?

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  • 【1】 前を走る車
  • 【2】 対向車
  • 【3】 右側の自転車

正解は↓↓こちら!

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正解と解説

【3】右側の自転車

右側から飛び出してきた自転車を避けようとして、対向車がこちらにはみ出してきました。

現場の状況を上から見たイラスト画像

交通事故は身近な道路で多発。
「市町村道、市街地、信号無交差点」での事故が最も多い


2025年に発生した交通事故件数を道路種類別に見ると、市町村道が12万8,591件と最も多く、交通事故全体の約4割を占めています。さらに地形別、道路形状別の条件を組み合わせると、「市町村道、市街地、信号無交差点」での事故が4万6,296件と最も多くなっています。

この条件に当てはまるのは住宅街など身近な道路です。今回の問題場面のように市町村道の市街地で、信号のない交差点を通過するときは事故の危険性が高いことを認識し、周囲の安全を十分確認しながら慎重に通過することが大切です。

(資料=交通事故総合分析センター)

自転車×自動車の事故で最も多い「出会い頭事故」


今回の危険要因となった自転車に着目すると、近年、交通事故全体は減少傾向であるものの自転車事故は7万件前後と横ばいで、交通事故全体に対する比率は増加傾向です。

2021~2025年に起きた自転車事故(自転車×自動車)を事故類型で見ると、最も多いのは「出会い頭(1万5,005件)」で、2番目に多い「右左折時(7,477件)」と合わせると、全体の8割を超えます。また、2025年の自転車の法令違反別事故件数(1当※)を見ると「安全不確認(3,558件)」や「一時不停止(2,212件)」が多くなっています。

信号のない交差点に差し掛かった際には、自転車が一時停止をせずに出てくる危険性を考え、速度を十分落とし、いつでもブレーキを踏める準備をしておくことが事故防止につながります。

※事故の当事者のうち、過失が重い方。過失が同程度の場合、けがの程度が軽い方が1当を指す。

(資料=交通事故総合分析センター)

第三者の動きが思わぬ事故につながることも!


この場面で注意したいのは、一見すると自分には直接影響しないように見える第三者の動きが事故につながる可能性があるという点です。右側から出てきた自転車は、直接こちらの進路には入りませんでしたが、曲がる際に大きく膨らみました。その結果、対向車は自転車を避けようとして、こちらにはみ出してきました。

問題のような場面では、周囲の状況から第三者の動きを予測し、手前で減速や停止できれば事故を回避できる可能性が高くなります。このような危険予測は、もらい事故などに巻き込まれないための防衛運転にも役立ちます。

今回のケースでは、「対向車」「自転車」「歩行者」を別々に認識するのではなく、「自転車が出てきたら、対向車はどう動くか」と関連付けて危険を予測することが大切です。また、交差点角の建物によって、対向車からは自転車が見えていない可能性があることも考えておきましょう。

【自転車からの視点】


自転車からの視点、イラスト画像

上は交差点に差し掛かる自転車から見たもので、交差点手前には一時停止の標識があります。自転車は軽車両のため一時停止を守る義務がありますが、ルールを守らない自転車が少なくありません。

2026年4月から自転車運転者への青切符(交通反則通告制度)が導入され、導入後1か月で最も取締件数が多かったのが「一時不停止(846件)」でした。2025年の自転車の法令違反別事故件数(1当※)でも、「安全不確認(3,558件)」や「一時不停止(2,212件)」が多く、それらが事故の大きな要因であることがわかります。

自転車に乗る人の中には、左折時は道路を横断する必要がないため一時停止を軽視する人もいますが、右側から来た車と衝突したり、接触したりする危険性があります。また、一時停止をせずに曲がると、速度が抑えられず交差道路に大きくはみ出しやすくなります。

事故を防ぐためにも、一時停止の規制に従ってまず停止線の手前で止まります。見通しが悪い交差点の場合、そこから少しずつ前進し、左右の安全をしっかり確認してから進むことを習慣づけましょう。

★参考:危険予測トレーニング92|Hondaの交通安全

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