【クイズの解説】市街地の丁字路での危険予測
交通安全クイズ 第322問
問題
交通安全に関するクイズです。ヒントページのアニメーション動画を見て答えて下さい。
あなたは前の車に続いて丁字路交差点に差し掛かっています。今回のシーンで最も大きな危険が潜んでいたのは?

- 【1】 左に見える自転車
- 【2】 前を走る車
- 【3】 右側の親子
正解は↓↓こちら!



正解と解説
【1】左に見える自転車
自転車が急に横断してきて危うく事故になるところでした。

右折時は自転車との事故に注意!
令和6年は8,295件の事故が発生。
令和6年に起きた車両相互による自転車の事故では、出会い頭事故(3万2,364件)に続いて多いのが、左折時(9,887件)と右折時(8,295件)です。横断歩道を横切って右折する際は横断中の歩行者などに注意することが重要で、問題の場面では親子の動きに意識が行きがちですが、左に見える歩道を走る自転車が横断歩道に進入してくる可能性を考えておかないといけません。歩道を走る自転車は、一見危険はなさそうですが、まっすぐ歩道を走らず、ガードポールの切れ目から横断歩道を渡ってくる可能性があるからです。
(資料=交通事故総合分析センター)
横断歩道では自転車や歩行者に優先意識があり、
ドライバー側の見落としが事故に直結!
横断歩道では歩行者や自転車が優先されるため、青信号で横断する歩行者や自転車は車両への注意がおろそかになります。今回のように車が曲がってきても「車は止まるはず」と思い込むケースが多くみられます。四輪車と自転車の右折時の事故を自転車側の人的要因を調べたところ、「安全不確認(2,829件)」に続いて「相手が譲ってくれると思った・停止すると思った(1,419件)」が多くなっています。横断歩道ではドライバーのミスが事故に直結してしまうことを認識して、より慎重に安全確認をするようにしましょう。
(資料=交通事故総合分析センター)
対向車への注意が不要な丁字路交差点。
右折時に十分減速しないケースが多い。
一般的な十字路交差点では、対向車の有無や対向車との距離を確認する必要があるため右折時の速度が自然と抑えられます。しかし対向車がない丁字路交差点では、横断歩道上に歩行者や自転車がいないと、あまり減速せずに曲がってしまう傾向があります。今回のように歩道の自転車が曲がってくる可能性に加え、問題場面では見えない右側から来る歩行者や自転車の存在にも注意が必要です。とくに自転車は速度が速いので、遠くにいた自転車が横断歩道を通過する直前に接近し、目の前に現れることがあります。歩行者や自転車が見えなくても、横断歩道の手前で徐行か一旦停止して、見落としがないかしっかり確認することが大切です。
(資料=警察庁)
自転車からの視点

上は歩道を自転車で走るこどもから見たもので、右側から青い車が交差点を曲がってきています。ドライバーの顔はよく見えるので、こちらが横断歩道を渡れば「車は止まるだろう」と思い込むことがありますが、その思い込みが事故につながります。交差点を曲がるドライバーの注意は横断歩道やその先の状況に向いていることが多く、歩道を走るあなたの存在を見落としていたり、「自転車は歩道を直進するだろう」と思い込んでいたりして、あなたが横断してくることを予測していない危険性があります。
なお、自転車事故の多くは自動車側が第1当事者(※)に、自転車側が第2当事者になるケースが多くなりますが、自転車関連の死亡重傷事故を調べると、第2当事者の自転車側にも「安全不確認」や「交差点安全進行義務違反」といった違反が少なくありません。とくに小・中学生、高校生は他の年齢層に比べて違反が多い傾向です。事故の際は自転車側の被害が大きくなるため、今回のように横断歩道を渡るときでも決して優先意識はもたず、左右から来る車の存在、その動きに十分注意することが大切です。
(資料=内閣府)



