【クイズの解説】エアバッグが安全に作動するための注意点
交通安全クイズ
エアバッグの存在を知っていても、実際に目にした機会がないために、仕組みを詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
今回のヒントページの記事で、エアバッグに関する「NGな行為」として、紹介されているのは、次のうちどれでしょう?
- 【1】 ドアノブ周りに物を置かない
- 【2】 助手席のダッシュボード周りに物を置かない
- 【3】 エアコン周りに物を置かない
正解は↓↓こちら!
正解と解説
【2】助手席のダッシュボード周りに物を置かない
助手席のダッシュボードの上に小物入れやぬいぐるみを置いたりすると、エアバッグ展開時にそれらが乗員に向かって飛び出し、思わぬケガを引き起こす恐れがあります。
ダッシュボード上に限らず、安全の観点から各種エアバッグの周りに物は置かないようにしましょう。
エアバッグの正しい使い方とは?
エアバッグは、事故の際に瞬時に展開し、乗員を守るための重要な安全装置です。しかし、その効果を最大限に引き出すためには、エアバッグが正しく作動できる環境を保つことが重要です。
今回のヒントページでは、特に「助手席のダッシュボードに物を置くこと」がNG行為として紹介されています。
ダッシュボードに物を置くと何が危険なのか?
エアバッグは衝突時、センサー感知からエアバッグ展開までの5つの工程を、わずか0.1秒という短時間で展開します。このとき、ダッシュボードに置かれた物がエアバッグと一緒に飛び出し、乗員に向かって衝撃を与える可能性があります。
例えば、スマートフォンやカバン、飲み物のボトルなどがダッシュボードに置かれていると、それらが飛んでくることで重大な怪我を引き起こす危険があります。
エアバッグの展開を妨げるリスク
ダッシュボードに物を置いていると、エアバッグの展開自体を妨げることもあります。エアバッグは、適切に膨張することで衝撃を吸収し、乗員を守る役割を果たしますが、ダッシュボード上の物がこれを阻害すると、エアバッグの効果が十分に発揮されません。これにより、衝突時に本来期待される保護機能が低下し、乗員がより大きなダメージを受ける可能性があります。
助手席のダッシュボードには何も置かないことが重要
特に助手席側では、ダッシュボードに物を置くことが多いかもしれませんが、これは非常に危険です。エアバッグの安全性を保つためには、ダッシュボードに物を置かないことが基本です。エアバッグが瞬時に展開し、適切に機能するためには、周囲に障害物がない環境を整える必要があります。
エアバッグの保護性能を十分に発揮させるためには、「ダッシュボードには物を置かない」というシンプルなルールを守ることが重要です。事故から身を守るためにも、普段からダッシュボードを片付け、エアバッグがスムーズに展開できる状態を保つようにしましょう。