【クイズの解説】ご飯の正しい置き方はどっち？

正解と解説

【2】ご飯は左側、味噌汁は右側

和食の正しい配膳方法として、ご飯は左側、汁ものは右側に置きます。

なぜご飯（お茶碗）の正しい位置は左なの？

由来には諸説ありますが、日本には昔から「左上右下（さじょう・うげ）」という伝統的な考え方があります。

日本の伝統礼法の一つで「左を上位、右を下位」とする「左上位」の考え方です。「左上右下」の考え方は飛鳥時代、遣唐使などを通じて中国から伝えられたと言われています。

お米は古来より神様にお供えするなど、とても神聖なものと考えられてきました。また、昔からお米は「年貢」として納められていたり、お米の生産量「石高」で国の大きさを表すなど、お米に高い価値があったことがわかります。

そのような風習から、主食であるご飯は食べる人から見て左側に置くのが正しい作法になった、と考えられています。

配膳の原則

• ご飯は左側
  
• 汁物はご飯の右側
  
• 主菜は主食の右奥

箸（はし）は手前に置くのが基本です。箸先は左側に向けるようにしましょう。主菜（おかず）はご飯や汁物の向こう側（奥）に置きましょう。