【クイズの解説】祝儀袋の水引(みずひき)の選び方
一般常識クイズ
問題
お祝いとして現金を包むときに使う祝儀袋。祝儀袋の飾りの帯紐を水引(みずひき)といいます。次の中で、水引が紅白の「蝶結び」を使わない方が良いケースがあります。さて、どれでしょう?
- 【1】 友人が結婚するとき
- 【2】 知人が店を開いたとき
- 【3】 同僚が栄転するとき
- 【4】 孫が中学校に入学するとき
正解と解説
【1】友人が結婚するとき
よころび事には通常、紅白の蝶結びの水引(みずひき)のついたご祝儀袋を使います。しかし、結婚式のお祝いでは「蝶結び」ではなく「結び切り」の水引を使います。この水引の選び方に関する常識をご存じですか?
水引とは?
水引(みずひき)は祝儀や不祝儀の際に用いられる飾りで、贈答品や封筒に付けられる紅白や黒白などの飾り紐のことです。その形や色により様々な使い分けを行います。大きく分けると「蝶結び」と「結び切り」の2種類があります。
蝶結び
蝶結びは花結びとも言われ、ほどいて何度でも結べるため、何度繰り返してもよいことを祝う場合に用います。栄転祝い、開店祝い、入学祝いなどは何度あってもおめでたいので、水引は蝶結びとなります。出産、長寿祝いなども蝶結びが良いでしょう。
結び切り
結び切りは 「繰返さない」「一度で終わる」という意味で用いられます。紐の両端が上を向いた水引です。結婚のお祝いでは、「二人が永遠に結ばれ、絆がほどけることのないように」という願いを込めて、引っ張ってもほどけない「結び切り」を使うのが常識です。
結び切りは「二度とあってはならない」「一度きりにしたい」場合に用いるので、結婚式以外でも、繰り返したくない弔事、病気・災害見舞いなどでは結び切りの水引が用いられます。
結び方に込められた深い意味をよく理解していないと、思わぬところで非礼を働くことになってしまうかもしれませんね。くれぐれも注意しましょう。
この解説は役に立ちましたか?→