【クイズの解説】縦列駐車に役立つ車両感覚

交通安全クイズ 第208問

Quiz問題

運転に慣れていなかったり、違う車種に乗りかえて間もないときなどは、車両感覚(車の前後左右の距離感など)が正しくつかめていないことがあります。

車両感覚をつかんでいれば、狭い道でのすれ違いや、車庫入れ・縦列駐車がとてもラクになります。さて、運転席に座ったときに、左前車輪の延長線はどのあたりに見えるでしょうか?
(※右ハンドルの場合)

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  • 【1】 ボンネットのほぼ中央
  • 【2】 ハンドル付近

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正解と解説

【1】ボンネットのほぼ中央

左前車輪の延長線は、イラストAのライン1のようにボンネットのほぼ中央に見えます。左後車軸延長線の位置は、イラストDのライン5のように左センターピラー※あたりに見えます(ただし、車種や運転姿勢の違いにより、見え方が異なりますので、ご自分のお車でご確認ください)。また、前車軸延長線はイラストCのライン4のようにドアミラーの下あたりに見えます。人間は、ものとの距離を判断するとき、経験や常識を活用しています。車の運転でも、ぎりぎりの駐車スペースや狭い道をふだん使っている人とそうでない人、大きな車と小さな車に乗る人では、車両感覚の正確さに差が出てきます。これは経験の違いからくる差です。

人間はまた、自分の目や体を中心にして、距離を判断しています。車両感覚で、左側や後部の距離判断が右側や前部と比べて難しく、不正確になりやすいのは、運転者の目や体から遠くにあり、しかも死角が大きいからです。車の前後、左右の距離感は、意識的に練習、体験することで早く正確に身につけることができます。

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