【クイズの解説】前を走る高齢者の自転車
交通安全クイズ
問題
あなたが車を運転している時、前を走る高齢者の自転車を見つけました。次の中で、運転者として間違った行動が1つあります。さて、どれでしょう?
- 【1】 速度を落として走行する
- 【2】 高齢者が行き過ぎるのを待つ
- 【3】 クラクションを鳴らす
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正解と解説
【3】クラクションを鳴らす
前を走る高齢者の自転車。気になってクラクションを鳴らす…ちょっと待ってください。
高齢者はその音に驚いて振り向きます。ところが、首を少し振り向けるだけのつもりが首だけでなく全身が動いてしまう。その結果ハンドルがきられ、自転車が車の前に飛びだしてしまう恐れがあるのです。
高齢者の自転車を無理に追い越したり、せかしたりせずに、行き過ぎるのを待つなど、思いやりある運転が必要です。
高齢者の行動特性と交通安全
高齢者の行動特性として、視野が狭まっていること、身体的機能の衰えによりバランスがうまく保てないことなどがあげられます。また、クルマが自分に気がついて避けてくれると勝手に思いがちです。
そのため、バランスが保てずふらついたり、左右を確認しているつもりでも見えていなかったため走行する車両の直前を横断したり、他の車両にかまわず急に進路変更したりすることがあるようです。中には、高齢者が運転する自転車に気がついたクルマがホーン(警音器)を鳴らしたところ、これに驚き、ふらついて転倒し、死傷する事故も発生しています。
高齢者は素早く危険回避することが苦手です。ドライバーやライダーは思いやりとゆとりを持ってホーンをならさないですむような運転をすることが大切です。
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