【クイズの解説】介護と脳トレ

介護クイズ 第36問

Quiz問題

デイサービスや介護施設などの現場では、認知症の予防や進行抑制のためにクイズや脳トレといった脳を刺激するレクリエーションが実施されています。
MY介護の広場でご紹介している6つの出題ジャンルのうち、記憶力を高める脳トレはどれでしょう?

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  • 【1】 くり返し引き算
  • 【2】 スカイビューテスト
  • 【3】 「おかしな言葉」探し

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正解と解説

【1】くり返し引き算

デイサービスや介護施設で実施されているクイズや脳トレといった脳を刺激するレクリエーションは、施設の利用者が楽しみながら体や頭を使い、日々の介護予防をすることを主な目的として実施されています。このレクリエーションでは、高齢者特有の認知症の予防や進行抑制といった効果が期待できます。

例えば、記憶力を高める「くり返し引き算」では、単純な引き算を繰り返すだけでも脳を刺激する良いトレーニングになりますし、前回の計算の答えを思い出してから、次の引き算を繰り返すので、記憶力も高められます。何かを思い出すということは、脳に眠っている記憶を呼び覚ます優れた脳トレーニング方法です。

また、難しい問題よりも簡単な問題の方が高齢者の方たちの脳トレには向いています。難しい問題だと面倒になってしまい、問題を解くこと自体をやめてしまう方がいるからです。特に、高齢者の方たちは年齢とともに集中力も低下しています。そんな方たちに、難しい問題を何問もやってもらうのはあまりいい脳トレとは言えません。

それよりも、簡単な問題で、かつ頭を使う問題を提供していくほうがよっぽど効果的です。何より、問題を自分ひとりの力で解くことが出来たらうれしいものです。クイズ問題・脳トレ問題が好きな方の多くは、認知症予防や脳トレ目的よりもむしろ、問題が解けた時の快感を味わうために真剣に取り組んでいるのです。

簡単にできる問題は、それを解くための脳が健全な証拠。つまづいたり、時間がかかったりする問題は、今のあなたの脳が不得意とするところ。スムーズに解けるまでチャレンジすると弱りかけていた脳の部位が刺激されます。まずは、チャレンジしてみましょう。

(※上記解説文の内容は2017年3月現在のものです。 制度の改正等により内容が相違する場合もございますので予めご了承ください。)

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