【クイズの解説】この世界の片隅に
漫画クイズ
漫画「この世界の片隅に」が映画化され、全国公開されています。第90回キネマ旬報ベストテンで第1位を受賞したこの作品は、東洋一と言われるほど大きな軍港があった広島のある地域が物語の舞台となっています。さて、その軍港があったのはどこでしょう?
- 【1】 呉
- 【2】 宮島
- 【3】 江田島
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正解と解説
【1】呉
漫画「この世界の片隅に」は『漫画アクション』(双葉社)に2007年11月23日号〜2009年1月20日号まで連載された、こうの史代による漫画作品です。
2011年8月5日に日本テレビ系列でドラマ化され、2016年11月12日より片渕須直監督による劇場アニメーション映画が全国公開されています。第90回キネマ旬報ベストテンで第1位を受賞。アニメ作品が第1位を受賞するのは28年ぶりの快挙です。大々的に宣伝をしないにも関わらず入場者数100万人に達しようとしています。
この物語は70年以上前の原爆投下に至る広島・呉の戦時下を描いた作品です。日常を慈しむように生きる主人公すずと家族、主人公を取り囲む人々の姿を描き、戦争が暮らしに影を落としていく中、その中にも小さな喜びを見出しながら日常を懸命に生きている姿を丁寧に描いています。
あらすじ
平成の名作・ロングセラー『夕凪の街桜の国』の第2弾ともいうべき本作。戦中の広島県の軍都、呉を舞台にした家族ドラマ。主人公、すずは広島市から呉へ嫁ぎ、新しい家族、新しい街、新しい世界に戸惑う。しかし、一日一日を確かに健気に生きていく…。
戦争を死者の数や原爆の悲惨さだけで表現するのではなく、大変な生活の中にも笑いがあったり、苦しさや寂しさだけではない生活、厳しい戦時下でも人間性を失わない人々の等身大の姿がそこにはあります。戦争の世界を遠い世界と感じていた読者の心を捉え、時代や世代を越えて広がる新たな平和への祈りがここにはあります。
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