【クイズの解説】災害に備えて
防犯・防災クイズ
9月1日は「防災の日」。大規模災害が自宅や職場、学校などで発生し、家族がバラバラになってしまうことも……。災害時に家族の安否を確認したいとき、有効な手段は次のうちどれでしょう?
- 【1】 携帯電話による通話
- 【2】 固定通信の回線
- 【3】 災害用の伝言ダイヤル
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正解と解説
【3】災害用の伝言ダイヤル
9月1日は、1923年に起きた関東大震災に由来する「防災の日」です。
家の耐震補強や持ち出しグッズの点検はもちろん、家族がそれぞれ出かけている時に発生する昼間の地震対策も欠かせません。特に、震災の混乱で家族がバラバラになった際の災害対策については、事前に話し合って確認しておきしましょう。
災害時には連絡手段が限られてしまいます。例えば、2011年3月11日に発生した東日本大震災の際には、固定通信の通信回線のうち合計約190万回線が被災。移動通信においても、合計2万9000局が停止したと言われています。また、通信が集中して処理能力をオーバーしたため、通信各社が通信規制を実施しました(総務省『平成23年度版 情報通信白書』調べ)。
そのため、地震発生時には電話で安否を確認するのは難しくなることが予想されます。消防や救急への緊急連絡の妨げにならないためにも、家族の安否確認には専用の伝言ダイヤルを使用しましょう。
◆NTT 災害用伝言ダイヤル171(忘れてイナイ)
NTTの災害用伝言ダイヤル171は、地震や噴火などの災害が発生し、被災地への通信がつながりにくい状況になった場合に提供される声の伝言板です。
災害用の伝言ダイヤルは災害時専用のものですが、NTT東日本、西日本ともに災害時以外に災害用伝言ダイヤルを体験できる日があります。また、NTTでは伝言ダイヤルのみならず、インターネットを利用して被災地の方の安否確認を行う「災害用ブロードバンド伝言板Web171」もあります。
◆携帯電話各社の災害伝言板サービス
携帯電話会社(docomo、SoftBank、au)の災害伝言板サービスです。「災害用伝言板」とは震度6弱以上の地震など、大きな災害が発生した時にご自身の状況を登録しておき、その安否情報はインターネットなどを通じて、全世界から確認できる災害時専用のサービスです。
(※詳しくは、各サイトにてご利用方法をご確認ください。)
もしもの時に備えて、災害用伝言ダイヤル・伝言サービスの使い方をご家族で確認してみてはいかがでしょうか?
ALSOKライフサポートコラムでは、災害時の家族の安否確認方法や、家族で落ち合う場所、オフィスに置きたい防災グッズなど家族がバラバラになったときの防犯対策について役立つ情報をご紹介しております。ぜひ防災の日を機に家族の災害対策をおさらいしましょう!