【クイズの解説】40歳〜64歳の介護原因になった病気は何?

介護クイズ 第25問

Quiz問題

30歳代〜40歳代の人の中には、介護はまだ先の話で「他人ごと」だと思っている人も多いと思います。ただ、介護や障害の原因である病気やケガはいつ誰に起きるかわからず、もしかしたら自分にも起こりうるかも知れません。
では、介護状態になった40〜64歳の方の中で、介護原因になった病気で最も多い病気はなんでしょう。(男女共に同じ病気)

  • 【1】 認知症
  • 【2】 脳血管疾患(脳卒中)
  • 【3】 糖尿病
チョーク1チョーク2チョーク3黒板消し

正解と解説

【2】脳血管疾患(脳卒中)

要介護(要支援)認定者について、介護が必要となった原因を調べてみると、死因とは大きく異なることがわかります。特に40〜64歳の場合、死因では悪性新生物(男性37.6% 女性55.4%)が断トツで多く、介護原因では脳血管疾患(男性54.6% 女性35.8%)の割合が突出しています

40〜64歳の介護認定者数は約14万人!


公的介護保険の被保険者は第1号(65歳以上)と第2号(40〜64歳)に分かれていますが、厚生労働省のデータによりますと、第2号被保険者のうち介護認定者数は約14万人います。
※厚生労働省「介護保険事業状況報告(平成27年12月分月報暫定版)」より

第2号被保険者は厚生労働省が定める16種類の病気が原因で介護が必要になった人が対象です。また、それ以外の病気や事故などで介護が必要になる人もいます。働き世代の40〜64歳にも介護を必要としている人が多くいることは知っておきたいポイントです。

30歳代や40歳代の人の中には、介護はまだ先の話で、障がいも自分には関係ない「他人ごと」だと思っている人も多いかと思います。ただ、介護や障がいの原因である病気やケガはいつ誰に起きるかわからず、もしかしたら近い将来、自分にも起こりえるかも知れません。「備えあれば憂いなし」、介護や障がいの現状を確認し、安心できる「備え」をしておきましょう。

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