【クイズの解説】高齢者に聞こえにくい音
介護クイズ
問題
加齢とともに誰でも耳が聞こえにくくなります。症状の重い軽いはありますが、高齢者に聞き取りにくい音は、パ行、タ行、カ行、そして〇〇だと言われています。さて、〇に入るのは?
- 【1】 ラ行
- 【2】 サ行
- 【3】 ハ行
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正解と解説
【2】サ行
高齢者はパ行、タ行、カ行、サ行が聞き取りにくいと言われています。
年をとると誰でも聞こえにくくなります。症状の重い軽いはありますが、大部分の高齢者は難聴になっていると考えられています。
音声波形と声の「周波数」
ヒントページの記事では、音声波形と声の「周波数」をご紹介しています。音声波形でみると「しゅ」「つ」「て」「す」「か」「ひ」「さ」「し」などが高齢者に聞き取りにくいということがわかります。
声の「周波数」で見てみると「しゅ」「ひ」「さ」「し」などは、とても高い周波数に特徴的な模様が出ており、高い周波数が聞こえていれば聞き取りやすい言葉ということになります。
しかし、難聴になると高い周波数に特徴があった「しゅ」「ひ」「さ」「し」などは、ほとんど消えて、聞こえなくなってしまっていまうのです。
ご家族の方が呼んでも気づかない、話が通じにくいだけでなく、車が近づいても聞こえないなど、時には危険を伴います。高齢者の聞こえ方について理解し、周囲で支援していくことが大切です。
MY介護の広場では、加齢性難聴(老人性難聴)の特徴をご紹介しています。聞こえやすい話し方や、聞き取りにくい言葉を違う言葉に言い換える工夫など、現場ですぐに役立つ場面別事例集を掲載しています。
周囲が難聴者を理解し、接し方や話し方のスキルを身につける際にぜひお役立て下さい。