【クイズの解説】タイヤの空気圧を測定するのに適したタイミングとは?
タイヤクイズ 第207問

タイヤの空気圧は適正値を保つことが肝心です。空気圧は低くても高すぎても悪影響を与えてしまいます。
では、タイヤの空気圧を測定するのに適したタイミングとは、次のうちどれでしょう?
- 【1】 タイヤが温まった状態
- 【2】 タイヤが冷えている状態
- 【3】 約20kmほど走行したあと
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正解と解説
【2】タイヤが冷えている状態
タイヤの空気圧を点検する時は、タイヤが冷えている状態で点検しましょう。
空気圧の測定は、走行によりタイヤが温まっていない冷えた時に実施し、適正空気圧に調整することが大切です。
◆ タイヤの空気圧が低い場合の影響
- タイヤのたわみが増えて転がり抵抗が増し、燃費が悪化します。
- 偏摩耗などの要因となるため、走行性能が低下します。
- タイヤの発熱量が過度になり、損傷につながります。
- 段差の乗り上げ時にコード切れを起こし易くなります。
タイヤの空気はたくさん入れすぎても車に影響を与えます。
◆ タイヤの空気圧が高い場合の影響
- トレッドが傷つきやすくなってしまいます。
- 路面との接地面積が減ってしまうことで、偏摩耗(センター摩耗:中央部だけ減りやすくなる)が起こり、長持ちしなくなります。
- 小さな段差でも跳ねる感じになるような、乗り心地に影響します。
タイヤの空気圧は、適正値を保つことが重要
タイヤの空気圧は、車種やタイヤによって適正値が変わります。
その適正値を維持することで、タイヤが持つ性能を最大限に活かすことが出来ます。自動車の性能も、タイヤの空気圧が適正値である ことが前提で算出・計測されています。
空気圧は少なくても、多すぎても、タイヤには悪影響を及ぼしてしまいますので、最低でも月に一度は点検をして適正値を保つよう心がけましょう。
一度適正値にしたとしても、徐々に空気圧は低下します。忘れてしまいがちですが、緊急用のスペアタイヤも、いざという時にきちんと使えるようにしておかなければなりません。