【クイズの解説】HIPHOPダンスの歴史
ダンススクールクイズ
ヒップホップは1970年代初頭に、ニューヨークのサウス・ブロンクス地区で生まれた文化です。では、ヒップホップの発生に関係しているのは次のうちどれ?
- 【1】 ディスコミュージック
- 【2】 リハビリ・ストレッチ
- 【3】 公園に集まってパーティー
正解と解説
【3】公園に集まってパーティー
HIPHOPダンスはストリートダンスのジャンルの一つです。
HIPHOPは、1970年代にアメリカニューヨークのサウス・ブロンクス地区で生まれました。そこはスラム街で、貧困でドラッグにおぼれる人や、ストリート・ギャングが多い地区でした。
当時、世間ではディスコが大ブームでしたが、ここの地区の人達はディスコに遊びに行くお金がありません。そこで、彼らは公園に集まりパーティーをするようになりました。そのパーティーはブロックパーティーと呼ばれ、アフロアメリカン、ヒスパニック系、カリビアンアメリカンが集まり、HIPHOPのオールドスクールが生まれました。
「HIPHOP」という言葉は、HIPHOP創始者の1人でもあるDJアフリカ・バンバータが作り出した造語で、「RAP/MC(ラップ)」「DJ(ディージェー)」「BREAKIN'(ブレイクダンス)」「GRAFFITI(グラフィティ)」の四つの要素で構成された、創造性を象徴した文化(サブカルチャー)を指します。
ストリートダンスの中でも、BREAK、POP、LOCK等のジャンルを「オールドスクール」とした時に、HIPHOPダンスは「ニュースクール」に分類されます。HIPHOPの元祖は「オールドスクール」にあり、あくまでも黒人たちが生み出した文化ですが「オールドスクール」との大きな違いは、常に新しい流行りを取り入れて、形を変化させていくジャンルの1つであるという事です。
このような歴史の中で形作られてきたヒップホップダンスは、現在ではストリートダンスの主流として、多くのダンサーにより更に進化を続けています。
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