【クイズの解説】高齢者の聴覚の特性
介護クイズ
問題
高齢化に伴って耳の聞こえが悪くなる傾向があり、それを老人性難聴といいます。高い声(周波数)と低い声(周波数)では、どちらの方が聞こえが悪くなりやすい?
- 【1】 高い声(周波数)
- 【2】 低い声(周波数)
- 【3】 どちらも同じ
正解は↓↓こちら!
正解と解説
【1】高い声(周波数)
老人性難聴とは、年齢以外に原因のない難聴と定義されています。高齢化に伴う聞こえの衰えの重要な特徴として、言葉の聞こえの悪さがあげられます。
男性の聴力損失のほうが、女性よりもより大きいことがわかっています。高い声(周波数)ほど聞こえが悪くなり、より大きな音でないと聞こえなくなります。また、高齢者の難聴は、必ずしもすべてが老人性難聴だけではなく、他にも滲出性中耳炎、聴神経腫瘍、騒音性難聴などの原因もあります。しかも加齢が進むほど、症状の個人差は大きくなります。
したがって、難聴を伴う高齢者とのコミュニケーションでは、ゆっくり大きな声で話すことは当然として、とくにつぎのことに注意する必要があります。
- 会話のテンポを少し落とし、相手の反応を待つ時間をとる
- すぐにつぎの話題には移らず、相手が理解したことを確認してから話す
MY介護の広場では、80代難聴の方の聞こえ方を体験できる音声データをご紹介しています。高齢者の立場になってコミュニケーションを行える様にぜひお役立てください。
※上記解説文の内容は2014年9月現在のものです。
制度の改正等により内容が相違する場合もございますので予めご了承ください。