【クイズの解説】AED(自動体外式除細動器)の実技講習
防犯・防災クイズ
AEDを使った応急処置の方法に関するクイズです。AEDで電気ショックを与える必要があるかどうかは、どのように判断するのでしょうか?
- 【1】 胸部の動きを見て10秒以内の呼吸の有無で判断
- 【2】 AEDが心電図解析をして判断する
- 【3】 プレスタンCPRを見て判断する
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正解と解説
【2】AEDが心電図解析をして判断する
電極パッドを直接胸部に貼り終えると、同時に自動で心電図解析が始まります。(電気ショックが必要かどうかは、AEDが判断します)
AEDが電気ショックの必要性を判断したら、電気ショックを与えるボタンが光ります。
ガイダンスに従って、人が離れたのを確認して、ショックボタンを押してください。(AEDが電気ショックの必要はないと判断すれば、ショックボタンを押しても電気は流れません)
◆救助する時に重要なこと
心肺停止した人を救助する時は、1人で救助を行うのではなく、必ず多くの人に助けを求めてください。というのも、心肺蘇生は時間との勝負だからです!
心肺停止の場合、蘇生の可能性は停止時から1分ごとに7〜10%ずつ減るといわれ、たった5分経過しただけでも50%まで低下してしまうのです。
だから心肺蘇生をなるべく早く、しかも継続して行うことが重要です。一方で、救急車が現場に到着するまでに時間がかかりますから、一刻も早く救急車を呼ばなくてはなりません。
集まってくれた人たちに、「あなたは、119番通報をお願いします。あなたは、AEDを取って来てください!」という具合に役割を分担。救急要請やAED調達が行われている時にも、心肺蘇生を続けられる体制作りをスピーディに進めるのがベストです。
◆AED(自動体外式除細動器)とは?
AEDは、突然倒れた人を救うための医療機器。突然倒れる原因の多くは、「心室細動」とよばれる不整脈の一種です。「心室細動」を起こすと、心臓が細かくけいれんし、全身に血液を送ることができなくなります。そこで、心臓に電気ショックを与え、ふたたび正常なリズムを取り戻すように働きかけるのがAEDなのです。
ALSOKではPhilips社製の「ハートスタート」を扱っていますが、このAEDは、操作の手順をアナウンスしてくれたり、電気ショックが必要かどうかを精密に判断してくれたり、とにかく賢くてとっても優秀!
今回の記事ではAED講習の内容や、AEDを使った応急処置の具体的な手順もご紹介しております。ぜひご確認ください。