【クイズの解説】下り坂の交差点での危険予測【クルマ視点】
交通安全クイズ 第321問
問題
クルマ視点での危険予測トレーニングクイズです。ヒントページのアニメーション動画を見て答えて下さい。
雪が残る寒い朝、あなたはクルマで橋の先に差し掛かり、交差点の手前で停止するところです。今回のシーンで最も大きな危険が潜んでいたのは?

- 【1】 前方の小学生
- 【2】 路面の状況
- 【3】 右側の白い車
正解は↓↓こちら!



正解と解説
【2】路面の状況
車がスリップして、左から渡ってきた歩行者とぶつかりそうになりました。

スリップ事故は朝と夕方に集中!
平成22年12月から平成23年3月に全国で起きた「積雪・路面凍結時の事故件数」は1万3,220件。そのうち1月が7,293件、2月が3,391件と約8割が1~2月に起きています。(データ:交通事故総合分析センター)
また、新潟県ではスリップ状況を調べており、事故は朝の7~8時と夕方の17~18時に集中しています。朝夕は温度変化が大きく路面状況が変わりやすいのと、通勤時間で交通量が増えることが原因と考えられます。(データ:新潟県警察本部)
橋の上や交差点の手前はとくに注意!
橋の上や交差点の手前は凍結しやすい要注意ポイントです。橋は地熱がないうえに風が抜けて、路面温度が低くなるからです。
一方、交差点の手前は車の発進・停止によって雪が踏み固めれてアイスバーンになりやすく、エンジン熱で溶けた雪も朝夕の冷え込みで再び凍結することがあります。
今回のように雪が少なくても、雪が融けて轍(わだち)部分が固まっていることもあります。昼間でも気温が低いことがあり、日陰では路面が凍る場合があるので注意してください。
路面に注意し、早めのブレーキを!
今回の場所は凍結しやすいうえに下り坂なので、スリップする危険性がとても高くなります。停止線で止まれず、横断歩道の歩行者を巻き込んでしまう危険もあるので、通常よりさらに早めのブレーキが重要です。
ただし、一気に強いブレーキを踏むとスリップしやすく、後続車に追突される危険もあるので、慎重に踏むようにします。ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)装着車の場合、滑りやすい路面ではブレーキがロックしないようにペダルが押し戻されますが、これに驚いて踏む力を弱めると、ABSの効果が低下して制動距離が延びてしまうので、強い力で踏み続けるようにしましょう。
横断歩行者の視点

上は横断歩道を渡ろうとしている男性の視点です。信号が青になると、周囲を確認せずに渡り始める人が少なくありませんが、それは危険です。信号の変わり目は、無理に交差点を通過する車両がありますし、今回のように滑りやすい路面では、止まりきれない車も存在するからです。
路面の状況をよく見て、車が確実に減速して手前で止まるのを確認してから渡り始めましょう。また、横断歩道では、雪が踏み固められていることや、融けた水が凍っていることもあるので、足元にも注意が必要です。



