【クイズの解説】クルマの多い交差点での危険予測 6【自転車視点】

交通安全クイズ 第296問

Quiz問題

ヒントページのアニメーションをご覧ください。あなたは自転車で車道を走行しています。交差点の信号が赤の為、停止線の手前で停止しようとしています。

このシーンで危険を察知するのに最も大きなヒントになっていたのは次のうちどれ?

201901Q230→202402Q296

ヒントを開く

  • 【1】 信号待ちをしている親子
  • 【2】 左横のトラック
  • 【3】 右前方のタクシー

正解は↓↓こちら!

チョーク1チョーク2チョーク3黒板消し

正解と解説

【3】右前方のタクシー

止まっていたタクシーのドアが急に開いて、ぶつかりそうになりました。

すり抜け時は危険がいっぱい!


タクシーのドアが急に開いて衝突するところ

信号待ちや渋滞で車は停止していても、自転車やバイクは車の脇をすり抜けて進むことができます。しかし、そこには大きな危険が潜んでいます。その典型的な例が、今回のように車のドアが突然開くケースです。

特に交差点の先頭で停止しているタクシーに要注意。交差点は乗客の乗り降りが頻繁に起きる場所だからです。

ウインカーの点灯に注意!


今回、タクシーのドアが開く手がかりが2つありました。1つはタクシーの左ウインカーの点灯です。

まず、これを見落とさないことが大切。さらに安易に「左折」と思い込まないことも重要です。左ウインカーで停止して、乗客を乗せ降ろしすることもありますし、右側のウインカーが見えないので、ハザードランプかもしれません。どちらにせよ、乗客の乗せ降ろしの可能性を考えて、ドアが開く危険性を予測して徐行することが大切です。

車内の様子からも危険を予測!


2つめの手がかりは、タクシーの窓越しに見える乗客と乗務員のシルエット。よく見れば、後席の乗客が支払いを済ませ、左側を向いているのが分かるので、この点からもドアが聞くことが予測できます。

信号待ちの際には、ウインカーやハザードランプを点けずに乗客を乗せ降ろしすることも多いので、車内の様子からも危険を予測できることが重要です。

なお、ドア開け以外にもすり抜け時に注意したい点があります。停止車両の間から道路を渡ってくる歩行者です。交差点の手前では斜め横断する人もいるので、その点も十分注意しておきましょう。

停止車両側の注意


一般の車でも家族や友人の送迎時には「ドア開け」の危険性があります。とくに同乗者が免許を持たない子どもやお年寄りの場合、不用意にドアを開けることがあり、ドライバーによる安全確認が重要です。

そんな場合、勝手にドアを開けないようにロックする機構、「チャイルドプルーフ」も有効です。また、渋滞時には抜け道や店舗に入ろうと、左折しようとすることもあります。

そんな時も、後ろから来る自転車やバイクの存在を忘れないようにしっかり確認してから行動しましょう。

★参考:危険予測トレーニング6|Honda交通安全

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