【クイズの解説】認知症の予備軍「MCI(軽度認知障害)」

介護クイズ 第16問

Quiz問題

65歳以上の高齢者の28%が認知症か認知症の予備軍だといわれています。2012年現在の推計において、MCI(軽度認知障害)と呼ばれる認知症の予備軍の人は日本に何人いると言われているでしょうか?

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  • 【1】 約200万人
  • 【2】 約400万人
  • 【3】 約900万人

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正解と解説

【2】約400万人

65歳以上の高齢者の28%。862万人が認知症もしくは認知症の予備軍だといわれています。2012年時点での推計では、862万人の内訳としてすでに認知症を発症している人が462万人、そのほかMCI(軽度認知障害)と呼ばれる認知症の予備軍が400万人とされています。

MCI(軽度認知障害)とは?


MCIとは認知症の一歩手前の状態のこと。
もの忘れなどの症状はある程度あってもまだ日常生活に支障がある認知症は発症していない段階のことです。4年経過後には約5割の方が認知症を発症するとも言われています。

このMCIの段階で発見し、いち早く予防にチャレンジすれば、発症を予防したり遅らせたりすることはある程度可能です。
予防に取り組むことによって、認知力や記憶力の低下といったMCIの症状が改善された例も少なからずあります。

MCIの段階でいち早く発見し、できるだけ早くから予防のための様々なプログラムに積極的に取り組めば、認知症発症前のMCIの段階で症状の進行をブロックできる可能性も高いと言われ、早期発見が重要視されています。

MY介護の広場では、認知症治療の第一人者である朝田隆先生にインタビューを行い、認知症予防の重要性や予防効果が期待できる運動プログラムを掲載しています。ぜひご参考ください。

(※上記解説文の内容は2015年9月現在のものです。 制度の改正等により内容が相違する場合もございますので予めご了承ください。)

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