【クイズの解説】介護現場で役立つ「タクティールケア」とは?

介護クイズ 第6問

Quiz問題

介護現場で認知症の高齢者の緩和ケアにも利用されている「タクティールケア」。さて、どのようなケアでしょう?

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  • 【1】 手や足、背中にやさしく触れる
  • 【2】 指圧で一点を押し、ツボを刺激する
  • 【3】 手を合わせ、目を見ながら深呼吸をする

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正解と解説

【1】手や足、背中にやさしく触れる

タクティールという言葉の由来はラテン語の"Taktilis(タクティリス)"。英語では「触れる=touch」という意味です。

一点を押し、刺激する、指圧やツボ、リフレクソロジーのようなマッサージとは異なり、手や足、背中にやさしく触れる、力をあまり必要としないケアです。

「手当て」という言葉があるように、患部に手を当てていたら痛みがやわらいだ経験をもっている人は多いと思います。これほど劇的ではなくとも、不安な気持ちのときに手を握ってもらったり、背中をさすってもらうと安心できたりします。

これは思い込みの類ではなく、「手」には実際、そういう力があるようです。タクティールはそれを上手に利用したセラピーです。タクティールケアは認知症を治すことはできませんが、不安を軽減する役には立っています。

1960年代にスウェーデンで生み出され、当初は未熟児のケアに用いられていました。次第にガンの痛みをやわらげる緩和ケアにも導入されるようになり、現在は認知症の高齢者の緩和ケアにも利用されています。

MY介護の広場では、専門家の資格がなくてもできるいろいろなセラピーをご紹介しています。ぜひご覧ください。

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